夜間救急に駆け込んだら…
到着すると受付で「連絡なしでは受け入れできません」と少し冷たい対応をされ、さらに不安が募ります。
ようやく診察してもらうと、医師から「首が痛いのは、熱だけが原因ではないかもしれません」と言われ、CTを撮ることになりました。結果、扁桃腺の腫れが神経に影響しているとの診断で、そのまま一晩入院することになりました。慌てていたので着替えも何も持っておらず、娘が泣き出してしまい、本当に焦ってしまいました。
入院中に落ち着いて振り返ると、夜間救急に行くときは慌てず落ち着いて準備する必要があると痛感。最低限の持ち物リストをスマホにメモし、普段から救急病院の場所や電話番号を確認するようにしています。親の冷静さが子どもを安心させる一番の薬だと学んだ夜でした。
◇ ◇ ◇
お子さんの急な発熱や体調不良は、親として本当に焦り、不安になる瞬間ですよね。夜間救急に直接向かわれ、受け入れられないと言われてしまったようですが、結果的に無事に診てもらえたようで本当によかったです。
今回のように高熱や首の痛みがある場合、扁桃炎の可能性があります。
扁桃炎とは、のどの奥にある扁桃と呼ばれるリンパ組織が、細菌やウイルスに感染して炎症を起こす病気です。特に子どもは発症しやすく、免疫力が低下しているときや風邪をひいたあとに見られることが多いです。主な症状としては、のどの痛みや高熱、飲み込みにくさ、首のリンパ節の腫れ、さらには倦怠感や頭痛などが挙げられます。場合によっては、声がかすれたり、呼吸がしにくいと感じることもあります。
もしお子さんにこうした症状が見られた場合、まずはしっかりと水分補給を行い、安静を保つことが大切です。ただし、症状が重い場合や、首の痛みや高熱が続く場合には、医療機関を受診してください。扁桃炎は、細菌性の場合には抗生物質の処方が必要になることが多く、適切な治療を受けることで早期に回復することが可能です。また、ウイルス性の場合は、対症療法で症状を和らげつつ、自然治癒を待つことが一般的です。今回のケースでは、高熱や首の痛みが見られたため、医師の判断でCT検査を行い、扁桃腺の腫れが神経に影響していることが分かりました。
お子さんの容態が心配な中、「連絡なしでは受け入れできません」という対応に戸惑や不安を感じてしまうのも無理はありませんが、夜間救急では、限られた医療体制を最大限に活用するため、事前連絡を求めることが多いのです。
夜間救急がつながらない場合も、慌てずにできることはあります。
「#8000」の小児救急電話相談では、看護師や医師が家庭での応急処置や受診の判断をアドバイスしてくれますし、自治体によっては「#7119」の救急相談窓口を設けている場合もあります。また、症状が重篤で緊急性が高い場合は、迷わず119番で救急車を呼ぶことも大切です。
そして、予防のためには普段から手洗いやうがいを徹底し、風邪をひかないようにすることも大切。特に子どもは免疫機能が未発達なため、周囲の感染症に影響を受けやすい傾向があります。
もしものときに備えて、夜間救急の場所や電話番号に加えて、小児救急電話相談や小児救急電話相談の番号も一緒にメモして、すぐ見られる場所に貼っておくなど、日頃から準備しておくことが親としての安心感にもつながりますね。
著者:坂本 彩花/30代女性・主婦
ひとり娘を育てる、結婚14年目の母。愛猫の介護をしている。
作画:赤身まぐろ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!