目をこする姪っ子の様子が気になったけれど…
その日、義弟は用事があったようで、姪っ子を置いて外出しました。子どもたちは義母が出してくれたポテトやナゲットを食べていたのですが、しばらくして2歳の姪っ子が目をこすり始めたのです。
私は心配になり、義弟が不在だったため義母に「姪っ子ちゃんが目を痒がっていますが、大丈夫ですか?」と聞きました。
しかし、特に姪っ子の様子を確認することなく「大丈夫よ」と答える義母。姪っ子はおいしそうにチキンナゲットを頬張っていたので、私が気にしすぎなのかもしれないと思い、様子を見ることに。
その後、家に戻った義弟が「お母さん! チキンナゲットあげちゃだめ! 卵入ってるよ!」と言ったので、姪っ子が卵アレルギーであることを知らなかった私はとても驚きました。
世代間の認識の違いにあぜん!
その後、義弟と義母がチキンナゲットの袋を確認すると、原材料名に「卵」の文字が。「袋に書いてあるでしょうが! 確認してよ」と注意する義弟に対し、義母は「バタバタと忙しくて確認を忘れちゃったのよ」と……。
姪っ子が食べたチキンナゲットは1つ。数分経って目を痒がることもなくなり、その後、何も症状は出ませんでした。その後、義母は義弟がいないところで私に、「大げさなのよ、あんなに慌てちゃって。忙しいのに確認なんてできないわよ」とこっそり愚痴をこぼしました。
食物アレルギーは命に関わります。しかし義母は「私たちの時代はこんなことなかったのに。アレルギーって騒ぎすぎ」と言うばかり。私は少しでも理解につながればと、アナフィラキシーやアレルギーの怖さを義母に伝えました。義母は不服そうではありましたが、私の話を聞いてくれたのでした。
姪っ子の症状が大事に至らずよかったですが、食物アレルギーに対する私たちと義母の認識はこうも違うのかと驚いた出来事でした。これは世代間の認識の違いかもしれないですが、今後も認識の違いに気づいたら、しっかり伝えていきたいと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:新谷けご/40代女性/2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日です。
作画:うちここ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)