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「100万の借金あったの!?」義母がくれた七五三のお祝い金を夫が無断で全額使用→怒れなかった理由は

これは、七五三のお祝いムードが一瞬で凍りついた、友人が体験した夫婦間のお金に関するエピソードです。男の子2人を育てる友人Aは、ある日義母から「息子に七五三のお祝い金を渡したんだけど、いつするの?」と聞かれました。しかし、Aはお祝い金のことを夫から聞いておらず……!?

 

義母からのお祝い金はどこへ…?

当時3歳だった長男の七五三を控えていた私は、先輩ママである友人Aに「七五三ってどこにお願いした?」と何気なく問いかけました。すると友人は「七五三、最悪だったんだよね……」と顔をこわばらせて話し始めました。

 

Aは、8歳の長男と6歳の次男を育てるママ。夫婦共働きで、家にかかるお金は、互いに出し合う仕組みにしていました。そのため、自由に使えるお金には夫婦ともに干渉していなかったそうです。そんなAに金銭トラブルが起こったのが、昨年の七五三のときでした。

 

ある日、義母から「何カ月も前に、息子(Aの夫)に孫たち2人分の七五三のお祝い金を渡したんだけど、参拝はいつするの? 食事会とかはする予定?」と聞かれたそう。たしかに、参拝の際の初穂料やレンタル衣装代などは、お祝い金から使わせてもらう予定でした。しかしAは、夫がそんなに前からお祝い金を受け取っていたことを知らなかったのです。

 

 

すぐに夫に「お祝い金はどうしたの?」と、問いただすと「ごめん! もらったお金は借金の返済に使わせてもらった……」と言ったそうです。このときAは、自分の夫が100万円以上の借金を抱えていると初めて聞かされたのでした。

 

隠れて借金を作っていたことに激怒したA。夫に向かって「自分のせいで七五三はできなくなったって、自分の口からお義母さんに言って!」と言い放つと、夫は「仕方ないだろ!」と逆ギレ。その場で借金の理由を聞けばよかったものの、「黙って借金をしていた」ということが許せなかったAは、そのまま離婚しようとまで考えたそうです。お互いヒートアップしたA夫妻は次の日まで気まずい空気のまま。

 

 

翌日、事の成り行きを夫から聞いた義母がA宅を訪れました。義母は来るなり、「このバカ息子!」と大声で一喝したのです。そのひと言で冷静さを取り戻したAは、夫の借金の原因に耳を傾けました。すると、住宅ローンや生活費の支払いを少しでもラクにできたら……と考えた末に、仮想通貨や株式投資などに費やし、その結果、借金が膨らんでいったのだとか。当時、家のリフォームや物価高が重なり生活が苦しかったことは事実だったようで、単に身勝手な理由ではないと思ったA。夫を一方的に責める気持ちはおさまり、夫婦でしっかりお金のことは話し合わなければと切りかえたそうです。

 

後日、義母から再度お祝い金を頂き、少し遅れての七五三のお祝いができたのだとか。この事件をきっかけに、元々夫に任せていたお金の管理はAがするようになり、夫の作った借金も少しずつ返済できているようです。

 

 

この話を聞いて、私も家に帰ったあと夫とお金について話し合いました。すると夫も、家計を守る大黒柱としてプレッシャーを感じ、投資などに興味があると言います。たとえ夫婦でも、節約するのか投資で増やすのかなど、お金についての考え方は異なると実感しました。だからこそ、自分1人で決めてしまわず、何事も話し合うことが大事だと痛感したエピソードでした。
 

 

著者:宝井秀美/30代・会社員。引っ込み思案な4歳の長男と、のんびり屋な1歳の次男を育てるママ。夫婦共働きでワンオペ育児に追われつつも、子どもたちが起き出す前の朝ヨガでリフレッシュする日々。

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)

 

 

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