【看護師監修】新生児・赤ちゃんの服の選び方は?服の種類、枚数、選ぶ際の注意点
赤ちゃんは大人や子どもと違い、肌が敏感なため、赤ちゃんにとって心地の良い素材の服を選び、成長に伴い正しく着させてあげることが大切です。ここでは、新生児・赤ちゃんの服の選び方や種類、注意点などについてご紹介します。
- 【目次】
- ・新生児・赤ちゃんの服のサイズ
- ・赤ちゃんの服の種類
- ・季節ごとに必要な赤ちゃんの服の数
- ・赤ちゃんの服を選ぶ際の注意点
- ・まとめ
新生児・赤ちゃんの服のサイズ
新生児・赤ちゃんの服のサイズは成長状況によって異なりますが、ここでは一般的なサイズをご紹介します。
・新生児:50cm
・生後3カ月~:60cm
・生後6カ月~:70cm
・1歳~:70~90cm
メーカーによって50cmと記載されていても、実際にはそれ以上の大きさの場合もあるので、購入前に大きめかどうか販売員に尋ねておきましょう。
赤ちゃんの服の種類
赤ちゃんの服にはさまざまな種類がありますが、中でも必ず持っておきたいのが肌着です。首周りや脇の汗を吸い取り、肌を保湿してくれます。雑菌や汚れから肌を守る役割もあるので、1年を通して着せることが大切です。次のような種類があります。
〇短肌着(生後0カ月~3カ月ごろまで)
赤ちゃんの膝上ぐらいまでの丈なので、足を動かしてもはだけにくいことが特徴です。動きが大きくなるとはだけやすくなるため、生後3カ月ごろまでがおすすめです。
出典:Amazon
〇長肌着(生後0カ月~3カ月ごろまで)
つま先まで覆う、長い肌着です。足を動かすと簡単にはだけるため、生後3カ月ごろまでがおすすめです。
出典:Amazon
〇ツーウェイドレス(生後0カ月~3カ月ごろまで)
股の部分のスナップボタンを留めると足を出すことができます。ドレスにもカバーオールにもできるので、生後すぐの赤ちゃんから成長に合わせて長期間使えます。
出典:Amazon
〇コンビ肌着(生後1、2カ月~6カ月ごろまで)
コンビ肌着は通常では短肌着の上から重ねて着せます。コンビ肌着は内股をスナップボタンで留められるようになっているので、脚を動かしても裾がはだけにくいのが特徴です。生後すぐから長期間重宝します。
出典:Amazon
〇ボディスーツ(生後1、2カ月~2歳ごろまで)
太ももの付け根までの長さの服で、足の動きを妨げません。コンビ肌着同様に長期間重宝します。また、赤ちゃんがオールシーズンで着られるような服も持っておくと便利です。
出典:Amazon
〇ロンパース/カバーオール(生後3カ月~2歳半ぐらい)
全身を包む機能的な服で、股の部分が立体的な形になっているため、足を激しく動かしても問題ありません。
出典:Amazon
〇セパレート(生後6カ月ごろから)
トップスとパンツが別々になっている服のことです。サイズが70〜80からの物が多いので、比較的動けるようになる半年ごろから使用するタイプ。季節に合わせて半袖と長袖を使い分けましょう。
出典:Amazon
このようなオールシーズン着ることができる服を基本スタイルにして、気温に合わせてベストやおくるみなどを着せるのがおすすめです。
【関連記事】
季節ごとに必要な赤ちゃんの服の数
赤ちゃんはとても汗をかきやすく、吐き戻しやおむつの横漏れなどで汚すことがあるので、1日2回以上は着替えることがあります。例えば、3日に1回のペースで洗濯する場合は、肌着やコンビ肌着は洗い替えを含めて各6枚程度は必要でしょう。
例)3日に1回の頻度で洗濯をする場合の季節ごとに必要な服と必要な枚数
【春】
・肌着:6枚
・ツーウェイドレス:3枚
【夏】
・肌着:6枚(汗をよくかくので1日3枚計算で9枚でも良い)
・薄手の七分袖ツーウェイドレス:3枚
【秋】
・肌着:6枚
・ツーウェイドレス:3枚
・ベストなど:1~2枚
【冬】
・肌着:6枚
・ツーウェイドレス:3枚
・ベストなど:1~2枚
・スリーピング:1~2着
肌着は年中を通して使うので、6枚あれば十分と考えられます。また、赤ちゃんが生まれる季節に合わせて、必要な服を必要なだけ購入しておきましょう。
赤ちゃんの服を選ぶ際の注意点
赤ちゃんの肩幅や脚の長さなどによって、微妙に服のサイズが合わない場合があります。すぐに大きくなるので大きめのサイズを選びがちですが、肌着はしっかりとサイズに合った物を選びましょう。これは、肌着をしっかりと肌につくように着ることで、汗を吸い取る役割を果たしてくれるためです。
スナップボタンは金属ではなくプラスチックの物がおすすめです。肌への当たりが少ないため、赤ちゃんとしても金属のスナップボタンの服よりも快適に着ることができます。また、肌着は通気性が良いガーゼ素材や伸縮性・通気性に優れたフライス、通気性が良いサラっとした着心地の天竺がおすすめです。ロンパースやカバーオールに関しては、冬はあたたかく保湿性が高いニットキルトやパイル、ニットガーゼ、夏は通気性が良い天竺がおすすめです。
赤ちゃんの服は基本的に家庭で洗濯できますが、手洗いしかできない物は避けることをおすすめします。育児や家事に追われることで、手洗いをしている時間をとれないこともあるでしょう。少しでも時間を節約するために、洗濯機に入れるだけで良い服を揃えることをおすすめします。
まとめ
赤ちゃんの服には多くの種類がありますが、基本的には肌着にカバーオールやツーウェイドレスを着せて、その上から季節に応じてベストやおくるみなどを合わせるだけなので簡単です。ガーゼやニットキルト、天竺などさまざまな素材があるので、季節に合った素材の服を選びましょう。また、あまりお母さんの負担にならないよう、好みや使い勝手で赤ちゃんの服を選ぶことも、1つの楽しみとして大切です。