赤ちゃんのあせもの原因は?あせもの治療、予防方法について

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赤ちゃんあせもイメージ

 

赤ちゃんの柔らかいお肌にぶつぶつとできる「あせも」。繰り返し起こることもあり、戸惑う親御さんも多いことでしょう。あせもは、適切なスキンケアを心がけることで、予防でき、悪化も防ぐことができます。今回は、あせもの原因と治療、予防方法について説明します。

 

 

あせもとは?

汗が皮膚の外側にうまく分泌せず、皮膚の内側に汗が溜まり、皮膚表面にぶつぶつと水疱(水ぶくれのこと)ができた状態を「汗疹(かんしん)」といいます。「あせも」は汗疹の一種です。赤ちゃんに起こりやすい汗疹について説明します。

 

■紅色汗疹(こうしょくかんしん)
いわゆる「あせも」と呼ばれる汗疹です。生後10日以降~乳児期に起こりやすい汗疹で、汗を分泌する汗腺の閉塞によって水疱や炎症、かゆみを伴います。衣服で覆われたところに多く、熱がこもることも原因の1つです。炎症が起こると皮膚が赤くなります。

 

■水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)
生後数日~1カ月以内にみられる白っぽくキラキラした光沢のある水疱のことです。頭部、首、体幹に見られることが多いです。

 

皮膚の一番表面に近い角層という部分に汗が溜まってして発生しますが、数日以内につぶれて自然に消えます。

 

 

あせもができた場合の受診するタイミングと治療について

赤ちゃんにあせもができてしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか? あせもができた場合の受診するタイミングと治療について説明します。

 

皮膚が赤い、水疱ができている、1~2日間様子をみてもよくならないなど、いずれかの症状がある場合は、迷わず小児科あるいは皮膚科を受診しましょう。あせもの状態に応じて、弱めのステロイド剤の軟膏が処方されます。

 

ステロイド剤を避けるように自己流のスキンケアを続けたり、処方されたステロイド剤を指示された量や期間を守らず塗らなかったりすると、あせもはなかなか治りません。早めの受診と処方されたお薬の用法と用量を守りましょう。

 

 

あせもの予防方法

まずは赤ちゃんのお肌を健やかに保つことが大切です。家庭でできるスキンケアと予防方法についてお話します。

 

■赤ちゃんのお肌を清潔に保つ
一日1回はせっけんを使用して体を洗いましょう。ふわふわに泡立てた泡を使って、素手で汚れを落とすことがスキンケアの基本です。お肌のバリア機能を守るため、ガーゼやスポンジなどの使用は避けましょう。

 

あせもができた部位も、泡を使って素手で優しく洗いましょう。また、沐浴やお風呂のタイミング以外にも、汗をかいたらシャワーをする、タオルやガーゼ(可能であればぬるま湯や水で濡らしたもの)で汗を優しくふき取るなど、お肌の清潔を保つようにしましょう。

 

■赤ちゃんのお肌を保湿する
沐浴やお風呂の後に、保湿剤を塗ってお肌のうるおいを保ちましょう。ただし、保湿剤はお肌の乾燥を防ぐもので、あせもを治すものではありません。赤くなっている部位には、保湿剤を塗らないようにしましょう。また、ステロイド剤を処方されている場合は、赤くなっている部分のみに塗るようにしましょう。

 

市販されている保湿剤には、いろいろなタイプがありますが、蒸し暑い夏はさっぱりとしたローション、乾燥しやすい冬はしっとりとしたクリームなど、季節や気候、使用感によって使い分けることをおすすめします。ベビーパウダーは、汗腺を詰まらせて、あせもの原因となる可能性があります。また、振りまいた粉を赤ちゃんが吸い込んでしまうことがあるので、使用は控えましょう。

 

■汗をかいたら着替える
赤ちゃんはたくさん汗をかいて体温調節をしています。汗をかいたら、まずは着替えをさせましょう。室内と室外の温度差で汗をかいたり、衣服やおむつで蒸れたりするので、通気性のよい素材の服や着脱しやすい服を選びましょう。

 

■室温と湿度を調整する
季節を問わず、室温は20~25℃、湿度は40~60%を目安に、室内環境を調整しましょう。エアコンを赤ちゃんのいる環境で使ってはいけないと思って、熱帯夜でも寒い夜でも冷暖房器具を使わないご家庭もあるようですが、まずは大人が心地よく感じる室温と湿度の設定をして、赤ちゃんのためにも快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。

 

 

まとめ

赤ちゃんのあせもは、汗をかいたまま過ごさずに清潔にすることと保湿によるスキンケアで予防できます。皮膚が赤くぶつぶつしているなど症状があれば、早めに小児科あるいは皮膚科へ受診して相談してください。

 

 

 

◆あせもに関するQ&A

 

 

 

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監修者

医師 松井 潔 先生

小児科 | 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長


愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医


経歴

1986年 愛媛大学医学部卒業

1986-1988年 神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント

1988-1990年 同神経内科非常勤

1990-1992年 国立精神・神経センター小児神経科レジデント

1992-2005年 神奈川県立こども医療センター新生児科 医長

2005年− 同総合診療科 部長


2018/06/14


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