【助産師監修】ベビーヨガとは? ママと始めるヨガセラピー

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーヨガイメージ

 

赤ちゃんとのスキンシップの1つに「ベビーヨガ」があります。ここでは、ベビーヨガの効果や方法、どこで教えてもらえるのかなどをご紹介します。

 

 

ベビーヨガとは?

ベビーヨガとは、赤ちゃんと一緒におこなうヨガのことです。赤ちゃんとスキンシップをとることで、愛情や信頼感を深めることを目的としています。ベビーヨガは、ベビーマッサージのようなスキンシップだけではなく、抱っこやママの体の上に赤ちゃんを乗せて遊びながらヨガのポーズをとっていきます。

 

 

ベビーヨガの効果は?

ベビーヨガをおこなうことで、ママと赤ちゃん双方に効果があると言われています。

 

ベビーヨガには産後の骨盤矯正を促す動きもあり、ママがヨガのような軽い運動をすることで、シェイプアップにつながったりストレスが和らいで楽になったりすると言われています。そして、赤ちゃんと触れ合うことで愛情や信頼感が深まり、より一層充実した子育てができるようになると言われています。

 

赤ちゃんにとっての効果は、ママやパパとのスキンシップによって心身によい刺激を受けると言われています。

 

 

ベビーヨガを始められる時期

出産直後はママの体調も回復しておらず、赤ちゃんの状態もまだまだ落ち着いていないこともあるため、早くても1カ月健診以降に医師に確認した上で始めるのが良いでしょう。

 

 

ベビーヨガをおこなう場所

ベビーヨガは、医師や看護師、インストラクターなどの指導のもと、ベビーヨガ教室でおこなう場合と、DVDや書籍を購入し、自宅でおこなう場合とがあります。

 

間違った方法でヨガをしてしまうと、ママや赤ちゃんの体に負担がかかる可能性があるため、初めてベビーヨガをおこなう場合は有資格者のいる教室で始めるのがよいでしょう。

 

ベビーヨガ教室は、ヨガ・フィットネススタジオのほか、産婦人科や小児科、区役所など公的な場所でおこなわれることがあります。公的な場所でおこなわれているベビーヨガ教室は無料の場合もあります。ヨガ・フィットネススタジオでは、3,000円前後のところが多く、入会金や手数料も必要となる場合あるため、事前に各教室に確認をするのが良いでしょう。産婦人科や小児科でおこなうベビーヨガは、500円~3,000円ぐらいの費用がかかることが多いようです。

 

 

ベビーヨガをおこなう際に必要なもの

ベビーヨガをおこなう際には、次のようなものが必要です。


・動きやすくはだしになれる服装
・水分補給のための飲み物
・フェイスタオル
・赤ちゃんを寝かせるときに使うバスタオル

 

 

ベビーヨガの方法

以下のような場合はおこなわないようにしましょう


・ママの体調がすぐれないときや赤ちゃんの機嫌がよくないとき
・赤ちゃんが満腹、あるいは空腹のとき

 

ベビーヨガにはさまざまな方法があり、指導する人によって手順と方法が異なります。ベビーヨガの方法の一例をご紹介します。

 

●産後の骨盤を整えるヨガ
①ママは膝を立てて赤ちゃんを乗せて向かい合い、左右に揺れます
②脚を伸ばした状態で赤ちゃんを太ももの上に乗せ、お尻歩きをします

 

●胸を開くポーズ
①ママは膝を立て、太ももの上に赤ちゃんを寝かせます。

②赤ちゃんをバンザイさせたあと、後方へと軽く倒し、胸を開きます

 

●抱っこのシークエンス
①ママは立って赤ちゃんを抱っこした状態で前かがみになります。

②その状態で膝を曲げ、3秒程度キープし、元の姿勢に戻ります

 

このほか、歌やリズム遊びなどで赤ちゃんとスキンシップをすることもあります。

 

 

おうちでできるベビーヨガ

ベビーヨガに興味はあるけれど、近くにベビーヨガ教室がなかったり、ベビーヨガ教室があっても行く時間がないという方もいるのではないでしょうか。ここではおうちでもできるベビーヨガのDVDや書籍をいくつかご紹介します。

 

・『ベビーヨーガ―A Gaia original』(GAIA BOOKS)
著者のフランソワーズ・バービラ フリードマンは、世界各国でヨガ・インストラクターのトレーニングをおこない、多くの親子にベビーヨガを指導した人物です。

 

・『お母さんと赤ちゃんが楽しむベビーヨーガ』(GAIA BOOKS)
生まれてから3歳ごろまでおこなえるベビーヨガを写真で紹介している本です。

 

・『ママを癒す産後ヨガ』(日東書院本社)
出産の疲れを癒す産後ヨガのほか、赤ちゃんと一緒に楽しむヨガや赤ちゃんが落ち着くポーズなど、さまざまな内容が盛り込まれています。

 

・『お母さんと赤ちゃんのふれあいタイム ベビー・ヨガ』 [DVD]
新生児から生後8カ月までの赤ちゃんとおこなうベビーヨガの方法が紹介されています。DVDを見ながら実践できるので、間違った方法でおこなってしまう心配がありません。

 

・『ベビー・キッズヨガ&スイートストレッチ』 [DVD]
ベビーマッサージの開祖とも呼ばれているイギリス人理学療法士の考えに基づいたベビーマッサージやベビーヨガ、キッズヨガ、ママがパートナーとおこないたいストレッチが収録されています。

 

 

まとめ

ベビーヨガの方法は指導者によって異なりますが、共通していることは赤ちゃんとスキンシップをとりながらおこなうということです。産後初めてベビーヨガをおこなう場合は、かかりつけの医師に確認し、有資格者による指導のもと、おこなうことをおすすめします。慣れない育児に疲れているママのストレス発散にもなりますので、興味のある方はお近くのベビーヨガ教室を探してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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