ママこそ主治医

冬の健康管理

 

子どもの風邪の場合、受診すべきか様子を見るべきか、悩むママは多いですよね。

たしかに、受診すべきかを判断するのは難しいですね。一般的には、熱がなくても汚い鼻水がだらだら出ていたり、せきが多い場合には受診したほうがいいでしょう。風邪と思っていたら中耳炎だった、扁桃腺炎だった、ということもあるからです。

 

症状の原因を突き止めるのは、医師でなければできないこと。風邪に似た重篤な病気はたくさんありますので、「いつものかぜとちょっと違う」と少しでも感じたら、早めに受診したほうがいいですね。

 

 

市販の風邪薬で様子を見ておこうと考えることもあります。

小児科医の立場から言えば、原因がよく分からないのに自己判断で薬を飲ませるのはあまりお勧めできません。また、3歳未満の乳幼児に安易に利用するのもお勧めできません。 

 

でも、救急病院や夜間診療を受診するほどでもないと思ったときや、鼻水やくしゃみが少し出る程度で「この症状なら、いつもの風邪と同じ」と判断できるなら市販の風邪薬で様子を見てもいいでしょう。 

 

普段から、子どもの風邪のパターンをよく観察しておき、「ママなりの見立て」が上手にできるようになれば、適度に利用していいと思います。

 

 

小児科医として、いちばん困るケースとは?

困るのは、症状をよく把握していない患者さんです。 「熱はいつから?」と聞いても「たぶん3日前かな?……」。「他の症状は?」と聞いても「よく分からない」というような患者さんだと、診断のしようがないのです。

 

さらに困るのは、代理の人に症状を伝えずに、付添いをさせるケースです。たとえば、パパやおばあちゃんに代理で連れてきてもらっても、症状の正確な情報がが分からなければ、その子の症状にあった治療をしにくいのです。付き添いを頼む場合には、必ず症状の変化を書いたメモ書きを渡して受診するようにするといいですね。

 

(監修/三石 知左子先生

 

 

監修者

医師 三石 知左子 先生

小児科 | 葛飾赤十字産院院長


東京女子医科大学小児科入局後、東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師などを経て、現在、葛飾赤十字産院院長、東京女子医科大学非常勤講師。


経歴

1982年3月 札幌医科大学医学部卒業
1982年5月 東京女子医科大学小児科学教室入局
1987年4月 東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門配転
1993年1月 医学博士取得
1994年5月 東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師
1999年3月 東京女子医科大学退職
1999年4月 葛飾赤十字産院副院長、東京女子医科大学非常勤講師
2006年4月 葛飾赤十字産院院長


■専門領域

小児保健、ハイリスク児のフォローアップ
健診等を通じて乳幼児の発育発達、育児相談を中心に診療し、
育児雑誌やインターネットでの育児相談を担当している。

 

■所属学会・委員等

日本小児科学会専門医
日本小児皮膚科学会運営委員
日本タッチケア協会幹事
東京都小児保健協会幹事
こどもの心相談医
日本医師会認定産業医
NPOブックスタート理事


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