【医師監修】逆子の原因やリスクについて

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師池谷 美樹 先生
産婦人科 | 横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長

岐阜大学卒業、日本赤十字社医療センターで初期研修後、同センター常勤医師として勤務、東京慈恵医科大学産婦人科講座入局、博士号取得、国立成育医療研究センター周産期診療部勤務、日本赤十字社医療センター産婦人科勤務を経て、現在は横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長。

【医師監修】逆子の原因やリスクについて

 

逆子とは

逆子とは、子宮口に胎児が足やお尻をむけている状態のこと。妊娠30週までは、赤ちゃんはおなかの中で回転しているので、一時的に逆子になることもよくあります。だいたいは妊娠32〜35週までに自然に直ると言われていますが、そのままのことも。最終的に逆子のまま出産するのは約3〜5%になります。妊娠36週を過ぎても直らない場合は、予定帝王切開の準備をおこなうことが多いです。

 

逆子を直すには?

逆子を治す方法はいくつかありますが、通っている産院によっても方針が異なります。自然に任せて待つ場合もありますし、医師によっては積極的に逆子を直す方法をおこなう場合もあります。いずれにせよ、自己判断でおこなうのはやめましょう。

 

側臥位(そくがい)

逆子の赤ちゃんを回転しやすくするために横向きに寝ること。赤ちゃんの頭と背中があるほうを上に向けます。医師の判断のもとおこないましょう。

 

逆子で気をつけることは?

逆子は病気ではありませんが、逆子と言われているときにあまり積極的に散歩をすると、胎児のお尻が下がって逆子が直りにくい傾向があります。少し横になる時間を増やしましょう。臨月になっても逆子が直らない場合は、万が一破水してしまうことを避けるために、激しい運動は控えるようにしましょう。

 

また、一部の産院や助産院では針灸による逆子直しや、骨盤位外回転術と言って外から胎児を回転させる処置をおこなっている施設もあります。特に骨盤位外回転術は、胎盤の位置やへその緒が赤ちゃんに巻いていないかなど、おこなえる条件があります。産院の主治医の先生とよく話し合いましょう。

 

逆子のときの出産方法

逆子の場合は、赤ちゃんの体で一番大きい頭部を最後に分娩することになります。これにより胎児機能不全などの危険を伴うため、ほとんどの産院では帝王切開分娩をおこないます。医師とよく相談して決めましょう。

 

 

◆関連動画 出産ドキュメンタリー

 

 

 

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