【医師監修】多胎妊娠で気をつけること
2人以上の赤ちゃんを同時に妊娠することを「多胎(たたい)妊娠」と言います。多胎は、ひとりの赤ちゃんを妊娠している状態(単胎)に比べていろいろなリスクがあります。多胎妊娠で気をつけることをお伝えします。
妊婦健診が増える可能性があります
赤ちゃんの成長が順調か、ママの体調が安定しているかなど、経過を慎重に診る必要があるので、通常より妊婦健診回数が増える可能性があります。
妊娠高血圧症候群の症状が出やすい
単胎妊娠に比べて子宮が大きくなり、循環機能などへの負担が大きくなるため、血圧が上がったり、蛋白尿が出たりと、妊娠高血圧症候群の症状が出やすくなります。低カロリーや減塩を心がけましょう。
切迫早産の兆候が出やすい
頻繁におなかが張ったり、子宮口が開きかけたりと、切迫早産の兆候が出やすいため、日常生活でも疲労を溜めすぎないようにしましょう。働いている人は、職場に急な入院などの可能性があることを伝えておきましょう。
帝王切開になる場合が多い
多胎出産の場合は、病院の方針によりますが、予定帝王切開の確率が高くなります。赤ちゃんの1人(または2人)が逆子だったり、小さめだったりする可能性が多いこと、ママの体においても妊娠高血圧症候群などのさまざまな要因で早産になる可能性が多いことなどによります。
産後のサポート体制を考えよう
赤ちゃんひとりでも初めての育児は大変なもの。多胎妊娠は妊娠中も大変ですが、新生児が2人いる生活は予想以上に大変なもの。産後サポートシステムなどを妊娠中にしっかり調べておきましょう。
\ この記事にいいね!しよう /
現在ログインしていません。ログインしますか?