子宮頸管縫縮手術後の生活の心得について

子宮頸管縫縮手術後の生活の心得について

アメリカ在住の妊婦です。妊娠22週のときに子宮口が開きかけ、陣痛も起きているので、緊急で子宮口を縛る手術をしました。手術は成功し、1週間たった今、子宮収縮も1日2~3回まで減りました。日本では手術後入院生活になることが多いそうですが、アメリカでは早々に退院します。お国柄の違いのせいか、「安静にしていなさい」とも言われません。日本では出産まで入院されていた方も多いみたいで、私は普通に生活していていいものか不安になります。もちろん普通の妊婦よりは気を付けて行動していますが……。手術後の生活で、特に何か注意すべきことはありますか? 重い物を持たない、背伸びはしないなどはわかるのですが、特に、車の運転、飛行機の搭乗、歩くのは控えたほうがいいのかどうか、腹帯をするべきかしないべきか、などの点が気になっています。

専門家の回答

手術が成功してよかったですね。この手術は術後の安静が大切ですが、アメリカでは医療費が高いので、入院期間を短くするためにすぐ退院の指示が出ます。日常生活では、おなかの張りに最も注意を払ってください。1日数回数秒くらいの張りなら大丈夫ですが、頻回なら再入院も必要となってきます。そのため、おなかの張りの程度によって、毎日の行動範囲や生活の仕方も変わってきます。安定しているときには特別な行動の制限はありませんが、何に付けても無理な行動をしないことが大事です。余裕を持って、ゆったりと生活するようにしましょう。また、おなかが重く感じたり、いつもより張るときには、すぐ横になるようにしましょう。腹帯に関してはさまざまな意見がありますが、私個人としてはおすすめします。締め過ぎはよくありませんが、いつも腹帯をすることで、腰痛予防、冷え予防、外部からの衝撃の予防などのメリットが得られます。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者天神 尚子(てんじんひさこ)先生
三鷹レディースクリニック院長

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。
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