やんわり叱っても手の甲を噛みます
1歳1カ月の息子は、最近少しずつひとり歩きができるようになりました。食器棚やガスコンロなどの高い所の物が気になるようで、あちこち触りたがります。よっぽど危険な物以外は見守るようにしているのですが、やはり危険な物を触ると「危ないからダメよ!」と叱ってしまいます。すると、息子は自分の手の甲を噛み、しばらく歯型が残ることがよくあります。これは、私が叱っていることにストレスを感じているせいなのでしょうか? 普段遊んでいるときにも、叱ると噛みます。「危ないからむこうで遊ぼうね」とやんわり言うようにしても、やはり噛みます。私が叱り過ぎているのか、精神的な問題があるのかなど、心配になってしまいます。何かよい対処方法はありますか?
1歳1カ月くらいの子は、いろいろな物に関心を示し、触ったり口に入れたりします。まず、それを「やってはダメよ」と制するのは、必要な対応だと思います。ただ、叱られたことで自分の手の甲に噛みつくくせを心配されていますが、このくらいの月齢の子にはよくある行動ですので大丈夫です。逆に、噛んだことに反応しすぎてしまうと、本人は叱られた理由を理解できないまま、お母さんの反応の印象だけが記憶に残ることになり、注意する効果がなくなってしまいます。「噛んだら痛いね」と気持ちを伝えるだけにしましょう。1歳代は好奇心が強く、さまざまなことを吸収する力があります。くやしさから自分の手の甲を噛むだけのエネルギーがあるのですから、きっと思い切り体を使って遊びたいお子さんなのでしょう。くやしさの気分転換には、「走りっこしよう」とか「グルグルしよう」となどと誘って、体を使って遊びながら気持ちを他に向けてあげるのが効果的です。