言うことを聞かない子をつい叩いてしまいます
1歳6カ月の息子の母です。2~3カ月前までは何でも言うことを聞いて、手のかからない子でしたが、最近は何を言っても言うことを聞きません。おむつ交換、食事、お昼寝など、どれ1つをとっても非常に時間がかかり、毎日疲れ果てています。午前中だけ毎日保育園へ行っているのですが、ベビーカーに乗りたがらず、大暴れします。体罰には絶対反対だったのですが、今は息子を叩きたい気持ちでいっぱいです。時折、食器やおもちゃを私に向かって投げたり、わざと食べ物を床に投げ捨てたりするので、いけないと思いつつも息子の手を思い切り叩いてしまいます。おむつ交換で暴れたときも、おしりをすごい力で叩いてしまいました。保育園ではお友だちを傷つけたりせず、問題なくやっているようです。日に日に手に負えない状態になっており、このままだと体罰もエスカレートしてしまいそうです。どうしたら、叩きたい気持ちを抑えることができますか?
息子さんは、自分で何でもやりたい時期(第1自立期)に入ってきているようですね。午前中だけの保育園は、いつから始められましたか? 最近であれば、第1自立期のはじめというとてもデリケートな時期に母親と離れたことによる不安が重なり、さらに気持ちが不安定になっているのかもしれません。いずれにしても、1歳半から3歳ごろまでは、とにかく育児に手間がかかる時期です。しかし、何でも自分でやりたがり、大人のまねをしたがるのは、自立した人間として生きるための必要な準備をしているためなのです。ややこしい時期ですが、この時期に親がゆっくりと付き合うことで、人間としての基礎がつくられます。投げがたる行動は、腕の筋肉を鍛えるために必要な動きです。困るようなら、遊びの中に投げる遊びをもっと取り入れてみましょう。公園などで、思い切ってボール投げして遊ぶのもいいでしょう。また、お母さんと子どもの気持ちにずれが生じたときには、意識してたくさん遊んであげてください。この時期の自己主張をしっかり受け止めるほど、その後の育児はラクになりますよ。