布団が怖いと泣いて眠れなくなりました
1歳11カ月の娘は、1週間ほど前、夜中に「怖い怖い」と泣き叫んで目を覚ましました。娘曰く、「布団の中(足元のほう)にねずみがいた」とのことでした。インターネットで調べたところ、同年代で同じような悪夢を見る子もいるようだったのですが、娘はそれ以来、布団で寝る(横になる)のを拒むようになってしまいました。特に、布団を掛けられることが怖いようです。遊びながらでも他の部屋でも、いろいろ言い聞かせてみても改善せず、記憶も薄れないようです。今では昼寝もできず、夜は抱っこしながら寝かしつけており、夜間に目覚めて、数時間寝つけない日もあります。生活リズムは、かなり崩れてしまいました。しかもそれ以来、素足が床につくのが怖いのか、常時裸足だった娘が、24時間(就寝時も)靴下を履いています。このような状態は、しばらく様子を見ていても大丈夫なのでしょうか?
2歳になった今でも、布団を恐がっていますか? テレビや絵本などで、ねずみが出てくる場面があったのでしょうか? そのときに、親御さんはどんな説明をしましたか? 冗談やからかい半分で、「お布団に入ったあとに、ねずみさんが足をかじりに来るよ」などと言ってしまうと、とても恐怖を感じるのだと思います。幼い子どもは、「ねずみ」とはどういうものかわからず、布団の中に本当に入ってくるのか、まだ実際に体験していないので、頭の中でどんどん想像を膨らませていきます。そして、「現実のこと」と「想像上のこと」を区別できない発達段階なので、「ねずみが布団に入ってくる」と思いこんでしまうと、とても怖くなるのです。しばらくこの時期は続くでしょう。「ねずみが怖い」と泣いたときには、一緒に横になって体をなでてあげながら、楽しい話をしたり、子守歌などをしてあげてください。また、昼寝は徐々に少なくなる時期です。昼間には、無理に寝かしつけなくても大丈夫でしょう。