よく告げ口をするのは愛情不足のせい?
5歳の娘と1歳10カ月の息子の母です。5歳の娘は、最近弟や友だちについて私によく告げ口してきます。先日は、幼稚園から帰る途中で友だちに「走るのが遅い」と言われたらしく、「○○ちゃんに言われた」と私に告げ口していきました。メソメソしながらグチるので、しまいには友だちが泣き出してしまいました。家に着いてから娘に、「ママにいちいち言わなくていいの! 友だちが嫌な気持ちになるでしょ? 言いたいことがあるなら、友だちに直接言いなさい」と叱ってしまいました。もしかしたら幼稚園でも先生に告げ口しているのか、そのことで友だちに嫌われたりしていないかととても心配です。告げ口をするのは、愛情不足のせいでしょうか? 爪噛みや指しゃぶりもしています。下の子を妊娠したときから、上の子の嫌な面ばかり見ている気がします。昼間は叱ってばかりで、夜になって寝顔を見ると反省の毎日です。私の接し方・育て方によって、娘の性格を歪ませているのではと悩んでいます。
5歳前後は感情の発達が細やかにおこなわれる時期なので、ちょっとしたことでも気にしたり、すぐに嫌な気持ちになったりし、逆に突然陽気で、朗らかになったりします。また、特にこの年頃の子は、自分の欠点を指摘されるのを嫌がります。大人だって、あまり親しくない人に欠点を指摘されると、傷つきますよね。5歳は、こうした大人と同じような感情が発達する時期なのです。ですから、この年齢のお子さんには注意深く接してあげましょう。下のお子さんがちょうど自我が発達する年齢ですから、お母さんの思うように動かなくなり、手がかかっているのではないでしょうか。しかし、下のお子さんより上のお子さんにもっと気をつかってあげることが必要です。幼稚園の先生も、この年齢の子どもたちにはとても気をつかっています。たしかに幼稚園で先生に告げ口をしているかもしれませんが、この時期のお子さんにはありがちな行動なので、先生方はじょうずに扱っていると思います。心配しないで、娘さんとたくさん遊んでくださいね。