腟剤とペッサリーの使用で子宮頸管の短縮は防げますか?
妊娠20週の経産婦です。昨日、子宮頸管長が2cmを切り、本日さらに1.3cmと短くなっていました。本日から1日1回、ウトロゲスタン腟剤での治療を開始し、入院しています。腟分泌物の検査もおこない、結果待ちの状態です。1日でこんなにも状況が変わってしまうのかと不安です。腟分泌物の結果次第では、ペッサリーも併用すると言われています。それでも解決できない場合、早産のリスクを考えて大きな病院へ搬送されるとのことです。ペッサリーは初めてで不安ですが、早産の予防のために使用するしかありません。ウトロゲスタン腟剤とペッサリーとの併用で、子宮頸管の短縮は防げますか? 併用によるメリットとデメリット、効果を教えていただければ幸いです。
ウトロゲスタン腟錠は、特に生殖補助療法の黄体ホルモン補充としてよく使われるプロゲステロンホルモンの腟錠です。子宮収縮抑制作用、頸管熟化抑制作用、抗炎症作用があるため、妊娠16~23週までに子宮頸管長が25mm未満に短縮した早産の予防に有効と報告されています。子宮頸管ペッサリーは、子宮頸管の周囲にフィットするように装着させ、妊娠の経過と共に重くなる胎児を支えて切迫早産を予防します。子宮頸管縫縮術より侵襲性が低いこともあり、注目されています。一方で、効果には疑問があるという報告もあり、細菌感染の問題などもあるようです。そのため、さらなる検討が必要とされています。
※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
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