胎児の腸が腫れていると言われました
妊娠33週の健診で「腸が大きく、1cmほど腫れている」と告げられました。胎便性腹膜炎などの病気の可能性はありますか? 出産までには自然に治るのでしょうか。妊娠中にやるべきことがありましたら、ぜひ教えていただきたいです。
超音波検査上の異常腸管拡張は、妊娠中期では15mm以上、妊娠後期では20mm以上とされています。検査で明らかな腸管の拡張像が見られた場合、消化管閉鎖が疑われます。また、閉塞部位によっては、2つ以上多数の腸管拡張像が見られることもあります。消化管閉鎖により腸管拡張となった場合、羊水過多を伴うことが多くなります。合併奇形や染色体異常の発生率も高く、出生後には手術が必要となります。小腸の閉鎖の場合には、腸管に穴が空くこともあり、胎便が胎児の腹腔内に漏れ出すと、胎便性腹膜炎を起こします。今後は、超音波検査で経過を見ていくことになると思いますので、主治医の指示通りに受診を続けてください。
※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
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