まずは支援センターへ!
次男を入園させた保育園は、わが家の長女と長男が通っていた保育園でした。先生方もわが家のことを知ってくれていて、わが家の家族も先生方をみんな知っています。
まずは保育園が併設している支援センターへ遊びに行き、次男の様子を見つつ、先生に自身の状況を説明しました。先生方は私の体を気遣ってくれると同時に、「次男の入園を心待ちにしている」と言ってくれたのです。あたたかい言葉を受け、生後6カ月で預けるという罪悪感を抱きながらも、思い切って保育園へお願いすることに決めました。
保育園で大人気の次男くん!
いざ登園の日。ドキドキしながら保育園へ行くと、次から次へと次男に黄色い声が飛んできました。「やだ~! かわいい~!」「抱っこさせてください」など、園で最年少となる次男は先生たちから歓迎されました。それだけでなく、園内ですれ違う園児たちからも「赤ちゃんだ!」「赤ちゃんおはよー!」と、たちまち在園児たちに囲まれていました。
当の本人も最初はキョトンとしていたものの、初めて見る大勢のおにいさん、おねえさんたちにニコニコ。これまで家族としか過ごしていなかったので、次男にとっては新鮮だった様子でした。
「小さいうちに預けるとラクよ」のひと言
登園して1カ月ほど経つと、次男は全園児から名前を覚えてもらえるようになっていました。本人もおにいさんや、おねえさんたちに遊んでもらえるのがうれしいのか、登園するとニコニコしています。
ある日の登園時、たまたま主任の保育士さんに会い、自分が抱えていた罪悪感を打ち明けました。すると保育士さんは、「何言っているの! 小さいうちのほうが、子どもは抵抗なく保育園に馴染めるからラクなのよ。子どもを預かるのは私たちの仕事。お母さんたちは安心して、お仕事してね」と言われました。その言葉を聞き、今まで抱えていた罪悪感が軽くなりました。保育園と保育士さんがとても心強い存在に感じた瞬間でした。
保育士さんからも、園児からも、かわいがられている次男。毎日ニコニコ登園し、お迎えのときもご機嫌です。生後6カ月で預けたことに罪悪感を抱いていましたが、次男の様子、保育園の雰囲気、先生のあたたかい言葉を聞き、気持ちがだいぶラクになりました。心にも余裕ができ、余計に次男を愛おしく思うようになりました。
著者:木村なち/女性・主婦。3児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠や出産、育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
イラスト:大福
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています