若いママに引かれている?
園ママ再デビューにあたり私がもっとも気がかりだったのは、年齢を理由に若いママたちに壁を作られてしまうのではないか、ということでした。実際、はじめのころは、母親である私の年齢というよりも、上の子の年齢から「そんなに大きなお子さんいるんですね!」とそれまでフランクに話していたのに、急に敬語になられてしまうことが多かったように感じています。
しかし、話をするにつれ、少しずつ仲は深まっていきました。今では、母親の年齢や経験は違っても、同じ年の子どもを育てる親同士として、地域の情報や子どもの発達、園のことなど気になったことを相談しあったり、ときに愚痴を言い合ったりできる心強い仲間となってくれています。
集団行動するママたちが苦手だった
第1子を幼稚園に通わせていたころ、私がちょっと苦手に感じていたのは集団行動するママさんたちでした。仲間内では親しげに話しているのに、グループ以外の人には態度が素っ気なく見えて「感じが悪い」と思っていました。第2子の幼稚園にもそうした集団ママさんたちはいましたが、驚くほどまったく気にならず、それどころか「ママ同士気が合うのね。仲良さそうでいいわね」と微笑ましく思えてしまうほど。
第1子のときは自分に自信がなく「陰口でも言われていたらどうしよう」という不安が、「あの人たち感じ悪い」というネガティブな気持ちにつながっていたのかもしれません。
園ママ生活で気をつけていること
円滑な園ママ生活を送るために私が気をつけているのは、「距離感」です。相手の家庭の事情や方針などに首を突っ込まない、口を挟まないのはもちろん、子育ての先輩風を吹かせてアドバイスめいたことをしないこと。あくまで「同じ年齢の子どもを育てているママ同士」として対等な関係であることを意識しています。
また「私は年がいってるから」、「あなたはまだ若いから」といった年齢がらみの自虐ネタは、相手が反応に困ると思うのでしないように特に気をつけています。
始まる前から身構えていた2度目の園ママ生活ですが、いざスタートしてみると第1子のときよりも自然体で過ごせています。これからも子どものお友だちのママたちとほど良い距離感を大切にしながら、幼稚園ママとしての生活を送っていきたいと思います。
著者:川木みさ
7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。