私が義実家で食事したくない理由は…
店舗のほうはお客さまが来ることもあり、きれいにしている義両親と義弟。しかし、家のほうはいわゆるゴミ屋敷でした。
おそらく、もともとお掃除が苦手なのでしょう。玄関を開けると、靴が何足も出しっぱなしで足の踏み場もありません。義母に「靴踏んじゃっていいから! 上がって上がって!」と言われて、びっくりしたことを今でも覚えています。
部屋の隅や棚の上だけでなく、廊下や階段の手すりまでホコリが積もり、家の中には下水道のような強烈なにおいが立ち込めています。食べたものは食べっぱなし、飲み終えたペットボトルも床に散乱。
冬場に訪ねたときですら、私の足元をゴキブリが走っていてゾッとしました。本当に人が住めるのか? と思うほどに、ひどい家なのです。
そして、一番の問題は、そんな家の中で「うちで食べていくかい?」「一緒に食事をとろう」と、義両親と義弟が誘ってくることでした。
実家がおかしいと気づいた夫がとった行動
もともとその家で育った夫は、結婚当初は何も気にしていないようでした。しかし、私と2人で暮らし始めると、次第に自分の実家がおかしいと気づいたようです。
産後は、「このままでは子どもたちを父さんたちの家には上げられない」「あんな不衛生な環境の中で、子どもたちに食事させたくない、俺も無理」とはっきり言ってくれた夫。そのおかげで、義実家へ行っても夫が代表して仏壇にお線香をあげるために数分間だけ上がるだけで、私と子どもは外で待つようになりました。
義両親たちとの食事は、外でできるように夫が取り計らってくれました。義実家に上がらなくてよくなり、ホッとしています。今後、夫は義両親たちにもっと衛生面を気にしてもらえるよう少しずつ話し合おうとしているようです。義両親たちが変わってくれることを願うばかりです。
著者:藤岡春陽/30代女性・主婦。2歳、4歳、6歳、8歳の4人の子どもを育てるママ。医療事務資格を取得し、現在就活中。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています