入籍後に発覚! 夫の「義母頼り癖」
夫は義母を頼ってしまう癖があることを、入籍してから知りました。結婚式の準備をしていたときのことです。夫は何かあるたび「母さんに聞いてみる」と言ったり、初めて夫と大喧嘩したときは、私と話し合う前に義母へ相談していたりと、義母をよく頼っていました。
一番衝撃的だったのは、私が妊娠中、お風呂に入れないほどつわりで体調が悪かったときのこと。潔癖症の夫は大激怒で、「入浴できないなら母さんに許可を取れ」と意味不明なことを言い、義母と電話が繋がっているスマホを私へ渡してきたのです。あの日のことは、今でも忘れられません。
その後、子どもが生まれてからのこと。忘れものが多い夫に何度注意しても改善せず、ある日、結局忘れものをしてしまった夫を私は助けませんでした。そのことで夫はまた激怒。言い合いの末、夫は義母と私の3人のLINEグループをつくり、「嫁が忘れものを届けてくれないから母さんが届けて」とメッセージを送ってきたときには呆れました。
夫婦で話し合いたいことを打ち明けるも……
夫に「2人で話し合いたい」と何度伝えても、ケンカになると義母を頼ってしまいます。私は「まずは夫婦で話し合いたい。夫婦のケンカに巻き込まれてお義母さんがかわいそう。そろそろ自立してほしい。次にお義母さんに頼ったら離婚を考える」と、夫が冷静なときに伝えました。すると「ごめん。気をつけるよ」と素直に話を聞いてくれたのです。約束通りしばらくの間は、ケンカをしても前のように義母を頼ることはありませんでした。
しかし、ある日、夫が友人たちと日付が変わるまで連日飲み会をすることで夫婦喧嘩に発展しました。私は、息子が1歳のときに決まった夫の転勤を機に、海外で子育てをしており、頼れる人が夫しかいません。家族の時間をもう少し増やしてほしいと打ち明けると夫は、「俺も仕事が大変なんだよ! 何回も言ってるだろ! 理解してくれよ!」と激怒。私はすべてが嫌になってしまい、子どもを寝かしつけたあと家を飛び出しました。
怒り爆発! 夫の「義母頼り癖」に終止符を打つ
5分もしないうちに夫と義母から電話やLINEの嵐。夫は私との約束を破って義母に連絡をしていたのです。夫からは「仕事に支障がでるからすぐ戻って来い」と連絡が何度もあり、溜め息が出たことを覚えています。義母からは「○○くん(夫)が嫁ちゃんのことを心配している。○○くんはいつも嫁ちゃんを大切に思っています」との連絡が。
夫は義母に何も言えない私の弱みにつけ込み、いつも義母から私に連絡をさせます。この日ばかりは約束を破った夫と、夫婦のもめごとに巻き込まれているとはいえ、何も知らないのにいつも微妙に夫の肩を持ち、ケンカの仲裁をしてくる義母に心底腹が立ってしまいました。
義母へは、夫婦喧嘩に巻き込んでしまったことを丁寧に謝罪したあと「夫と話し合いたいのに夫がいつもお義母さんに助けを求めてしまい、根本的な問題が解決できない。これからは何があっても夫を助けないでほしい」と伝えました。
夫へ義母とのやりとりの画面を見せ「あなたがお義母さんに頼るのは自由だけれど、これからはお義母さんだろうとはっきり自分の意見を伝える」と夫に言うと、面食らったような表情。ショックだったのか、いつもの勢いはなくなりおとなしくなったのです。夫はまた同じことを繰り返すかもしれませんが、言いたいことが言えるようになった今の私にとって、大した問題ではなくなりました。
著者:米久熊代/女性・自営業。1歳男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
作画:うちここ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています