程良い距離の義母
夫はひとりっ子で、孫は私たちの子どもだけでした。そのため、義母はとても子どもをかわいがってくれていました。子どもも義父母に懐いていたので、私がひとりで休みたいときや家の大掃除をしたいときなど、夫と子どもだけで義実家へ行くことが多かったです。
私も「いつも助かっています」と義母にメールを送るなどし、良好な関係を築いていたと思っていました。しかしある日、いつものように帰宅した子どもが私へ不思議そうに質問してきたのです。
パパとママ、どっちが好き?
子どもは「今日、おばあちゃんに“パパとママのどっちが好き?”って聞かれたんだ~」と言ってきたのです。さらに「僕が、“どっちも好きだよ”って答えたら、“じゃあ怒ったときに怖いのはどっち?”って聞かれたんだ。“パパ”って答えたら、おばあちゃんがすごくびっくりしてたんだよ。なんであんなにびっくりしてたんだろう?」とのことでした。
義母は私が居ないとき、子どもにいろいろ聞いているようでした。私は義母が子どもにこっそり聞いていることも、内容にもモヤモヤ。特に「ママのほうが好きじゃない・怖い」という回答を期待しているようなやり取りが気になりました。
夫からさり気なく言ってもらう
同じようなことが何回もあると私もイライラしてしまうため、夫に相談。結果、私から何か言うと角が立つ思い、夫から伝えてもらうことになりました。
そして、私が聞いたということではなく、夫が子どもから聞いたと言う形で、「子どもが不思議がるから、あまり両親を比べるような質問をしないように」と、サラリと忠告してもらいました。義母も私に伝わる可能性があると思ったのか、夫に忠告してもらって以降は子どもにあれこれ言わなくなったようです。
乳幼児のときと違って、子どもも大きくなりいろいろとわかる年齢になっていました。義母もまさか子どもがそのまま私に伝えていたとは思っていなかったようです。夫に忠告してもらって以降は、義母が子どもに私たち両親を比べるような質問をすることもなくなったので、これでよかったのかなと思いました。
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著者:坂本ひろ子
1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。