義父の部屋で見てしまったものは…

義父は、公務員でとても堅い人でした。あまり笑顔はなく、いつ見てもきちんとした姿で周りもピリッとした空気が流れているため、少し近寄りがたい存在でした。
ある日、義父の部屋の扉が開いていて、タンスの上にきれいに並べられていた大量のぬいぐるみを見てしまった私は、腰を抜かしそうに……。真面目で人を寄せ付けない雰囲気があった義父ですが、私はそんな義父の秘密を知ってしまったのです。
「別に悪いことをしているわけではないし……」と、義父の趣味に興味を持った私が本人に何げなく聞いてみると……。義父は「あぁ、あれね……」と言ったきり、何も言わずにどこかへ行ってしまいました。
義父は、偶然にも私に秘密を知られて気まずかったのかもしれません。ほかの家族は義父の趣味に気付いているようでしたが、家族でも触れられない部分だったそうです。
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人は見かけによらないなと思いました。真面目な義父にもあんな一面があることに驚きを隠せませんでした。でも決して悪い印象はなく、かわいらしいなと義父を見る目が変わりました。
著者:星野久子/40代女性・主婦
偏った価値観を持つ義母の驚きの行動

今は離婚していますが、結婚当初の話です。結婚するときに義両親のもとへあいさつに伺った際は、ごく普通の人たちだと思っていました。しかし、実は元夫の義両親は特殊な価値観を持った人たちだったのです……。
いざ結婚式を挙げることになり、どんどん話を詰めていく中で、夫が「ここはこうしよう」「あれはこうしよう」などと、頻繁に口を挟んでくるようになりました。基本的には私がメインでプランナーさんと話をしていたこともあり、そのときは違和感なくスムーズに話は進んでいきました。
そして結婚式の当日。なんと義母が「結婚式には参列しない」と言いだしたのです。私は大慌てで、かなり焦ってしまいました。そのときに知りましたが、義両親はとある宗教の信者だったのです。
それからも信仰する神が違うという理由で、私の親が亡くなっても参列せず、誕生日のお祝いなども一切ありませんでした。しまいには「息子が結婚した相手(私)が宗教の信者でないせいで、うまくいかない」と言われ、離婚しました。
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今となっては笑い話ですが、当時はとてもしんどかったです。わが子も同じような目に遭わないように、そういう価値観や宗教団体が存在するということを話しておこうと思います。
著者:相田正美/30代女性・主婦
義両親の言動に複雑な心境を抱いたワケは

夫には1歳違いの妹がいます。私の息子にとっては年上の叔母にあたる彼女を、義両親が呼び捨てにしているのを聞いた息子は、自然とマネをして叔母を呼び捨てにするようになりました。
すると当時2歳だった息子に、義両親はなぜか激怒。私は「Aちゃんはお姉ちゃんだから、ちゃんをつけて呼ぼうね」と教えながら、家でもその呼び方を徹底しました。息子もやがて「ちゃん」をつけて呼ぶようになり、これで一件落着かと思っていました。
ところが数年後、義妹が結婚して子どもが生まれ、その子が2歳になったころ、今度はその子が息子を呼び捨てにするようになりました。しかし、義両親はその呼び捨てに対して特に注意することもなく、むしろ微笑ましく見守っている様子です。
その光景に、私は驚きと戸惑いを感じました。「あれ? 年上には呼び捨てにしないというルールがあるのではなかったの?」と、以前息子を注意したときのことを思い出し、少しモヤモヤした気分になりました。
もしかしたら、義両親が自分の娘を呼び捨てにされるのが嫌だっただけなのかもしれませんし、あるいは孫同士なら呼び捨てでも問題ないと考えているのかもしれません。真実はわかりませんが、今思い出してもスッキリしない出来事となりました。
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子どもの成長や家庭のルールに対する捉え方は、家族ごとに異なるのだと感じました。必ずしもひとつの「正解」があるわけではなく、お互いの立場や考え方を尊重しながら、柔軟に対応していくことが大切だと学びました。
著者:足立みなみ/30代女性・パート
まとめ
夫の家族とはいえ、価値観の違いを受け入れるのは時間がかかります。どうしても折り合わない場合もあれば、良い意味で受け流すことでうまくいくこともあるようです。義両親との関係を築く上でのヒントにしてみてくださいね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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