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「垂れてるよ」…まさかっ!?夫からの言葉にドキッとしてしまったワケは

私は、使用済みナプキンを絶対に見られたくないと、取り扱いにはかなり気をつかっていました。しかし、そのことに意識がいきすぎるあまり、ある失敗をしてしまうことに……。

使用済みナプキンの処理

娘はまだ小さいので、家族で生理があるのは私だけです。私は、夫にも娘にも使用済みナプキンを見られることに抵抗があったため、徹底的に気をつけていました。

 

使用済みナプキンはトイレットペーパーで包み、さらに新しいナプキンの包装で包みます。これで二重で隠れていることにはなっているのですが、念には念をと、洗面所に置いてあるゴミ箱の奥のほうに捨てて見られないように。

 

わが家はサニタリーボックスを置いていないのですが、それも、子どもが間違えてサニタリーボックスを開け、使用済みナプキンを見られることや、子どもが夫に「何これ?」と見せてしまう可能性もあるなと思ったからです。

 

「ねえ、垂れてるよ」

そんなある日、私が家事をしていると、トイレから「ねえ! トイレに血が垂れてるけど誰? 大丈夫?」という夫の声が。すぐさま私はトイレに走っていき、確認すると……。経血が2滴、便器に付着していました。

 

すぐに自分ものだとわかり、「やってしまった」と心の中で叫んだ私。使用済みナプキンの処理に気をとられすぎて便器に経血が垂れていることに気づかず、トイレを出てしまったようでした。

 

恥ずかしい謝罪

便器についてしまっていた経血をきれいに掃除してから、夫のもとに戻りました。「恥ずかしいんだけど……あの血は私の生理の血なの。ごめんね」と謝罪しながら声をかけました。

 

すると夫からは「あ! 〇〇(私の名前)か。よかった。子どもだったら大変だと思って」 と、まったく気にしていない様子で返事が返ってきました。夫の様子にホッとしつつも、経血を見られてしまった恥ずかしさはこのあとも残ることとなりました……。

 

 

使用済みナプキンばかりに気をとられるのではなく、便器周りは汚れていないか、きちんと確認することが必要だと気づかされた体験でした。今回は自宅で、たまたまトイレに入ったのが夫だったのでよかったのかもしれないですが、外出先などでトイレに血がついていたら、次にトイレを使う人はいい気持ちはしないはずです。便器などが汚れていないかのチェックは、怠らないようにしたいです。

 

著者/松谷えりな
イラスト/もふたむ
監修/助産師 松田玲子

 

 

 

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