子どもを介すことで始まる、ママ友との関係。子ども同士は仲良くしてもらいたいと思いつつも、自分はちょっとその子のママが苦手……そんなこともあるかと思います。子ども同士の関係に亀裂を生じさせたくもなく、かといって仲良くするのも憂うつな場合、どのようにママ友に接したらいいのでしょうか。
ママ同士の仲良し度と子ども同士の仲良し度はあまり関係ない
子どものために相手のママと仲良くしなければと思って無理に付き合おうと思うママもいるかもしれませんが、ママ同士の仲良し度と子ども同士の仲良し度はあまり関係ありません。大切なのは、子どもの前でママ友の悪口や否定的なことを言わないこと。
それさえしなければ、ママが原因で子ども同士の仲が悪くなることはないはずです。「子どものために」という理由で無理に仲良くしようと思うのは避けましょう。
相手のママに否定的な言葉は言わない
子どもの前でママ友に関する否定的なことを言わないのはもちろんですが、苦手なママ友にも否定的な言葉はNGです。苦手な理由はさまざまかとは思いますが、基本的に考え方や嗜好が合わないのが大きな理由でしょう。そのため、相手と話していて「でも……」などの否定的な接続詞が出やすい状況にあります。そうなると、否定的な言葉で関係を悪化させ、ただでさえ苦手な相手なのに余計に苦手になりかねません。
否定的な意見を言うということは、ある意味、相手を自分なりの良いと思う考えに誘おうとしていることでもあります。そもそもあまり仲が良いわけではないのですから、相手を変えようとはせず、距離を保つようにしましょう。
相手に否定されてもスルー
もしかしたらそのママ友を苦手な理由の1つが、自分の意見に対していつも否定的な言葉を言ってくることかもしれません。しかし、ここでも「でも……」などの否定的な言葉はNG。
自分もママ友を変えようとはしないかわりに、相手からも自分を変えられる必要はありません。「そうかもしれない」、「そうね」と言ってその話題に対してはスルーしましょう。
いろいろな状況がありそれぞれに対策方法がありますが、心構えとしては、「無理しない」、「否定しない」という距離を保って、ママ友と付き合っていくことをオススメします。
著者:カトウヒロコ/女性・心理カウンセラー。メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー、ライターとして活動中。
作画:はたこ