出産後、退院初日の壮絶な夜
私はコロナ禍で第1子となる男の子を出産しました。夜間は赤ちゃんを預かってくれる産院だったため、私は退院初日に初めて夜間の対応をすることに。退院初日の夜、初めて家族3人で過ごす夜は壮絶でした。
ずっと甲高い立派な声で泣く息子を抱っこし続け、ネットで育児用ミルクの作り方を調べるところから始めました。おむつを替えるときにおしっこが噴水のように出てきてしまい、初めて使うベビー布団はビショビショ。夫も私も心身ともにダメージを受けたまま朝を迎えました。
別室で気兼ねなく眠る夫が恨めしい!
朝ごはんを食べていると急に夫から「申し訳ないけれど、今日から寝室は別にしたい」と言われたのです。寝不足で仕事に支障が出るというのが理由だったため、その日は夫の意見に納得しました。しかし、日が経つごとに育児もハードモードに突入。別室で何の心配もなく、朝まで眠ることができる夫を恨んでしまうように……。
いくら助けを求めても、次の日が大型連休であっても絶対に一緒に眠ってくれない、夜間の対応を少しも助けてくれない夫に心底腹が立つ日が増えました。
別室にして正解? 2年経過して感じること
息子が1歳半を過ぎたころから、ようやくほとんど毎日朝まで通して寝てくれるようになりました。朝まで寝るようになった息子を見て、夫は家族3人で一緒に寝たいと言ってきたのです。今さら何を言っているんだと最初は思いましたが、その日は一緒に寝ることにしました。
産後はあれほど夫と一緒に寝ることを懇願していたはずなのに、久しぶりに夫と寝る夜は気が休まらず、今まで通り夫婦別室にしたいとお願いしました。夫は悲しそうでしたが、私の意見を受け入れてくれたのです。
寝室が別なほうが、夫の部屋でゆっくり夫婦のスキンシップの時間をとることができるため、私はこのライフスタイルが気に入っています。
産後は夫の態度にイライラして、夫婦仲がぎくしゃくした時期もありました。産後の夫の言動を忘れたわけではありませんが、2年が経過して、夫婦仲はとても良いほうで、私たちにとってこの寝室スタイルが合っているのだなと思うことができています。
著者:米久熊代/女性・自営業。1歳男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています