下の階に引っ越してきた住人と騒音トラブル
第1子が生まれ、家族3人でアパートの2階に住んでいたときのこと。しばらく空き部屋だった下の階へ、娘が3歳のときに新しい住人が引っ越してきました。ある日、わが家の玄関のドアノブに粗品と手紙が入った袋が。そして手紙には下の階に引っ越してきたことに加え、「早くも騒音に悩んでいます。改善してほしい」と書いてあったのです。
話を聞くため夫と下の階の部屋をたずねました。すると、30代後半くらいの女性と5歳くらいの男の子が出てきて「夜間の子どもの足音がひどい。ジョイントマットを敷いたら?」と訴えてきます。その後、言われた通り足音がしそうな場所にジョイントマットを敷き詰めました。しばらくして娘が曲に合わせて踊っていると、下の部屋から天井を棒でつつくような音が5回。私は「うるさいってことじゃない?」と夫に言いましたが「偶然だよ」と言うだけ。その後も、娘がジャンプしたり走ったりするたびに、棒でつつくような音が5回するのです。私は恐怖を感じ、娘に落ち着いて過ごすように言い聞かせました。
そんなある日、アパートの外階段を下りていると、待っていたかのように現れた下の階の住人。そしていきなり「子どもを走らせないでもらえますか!」と怒鳴り去っていったのです。夫に相談すると、次の日には下の階の住人と話し合いをしてくれました。子どもがまだ小さく走らせないことは難しいと話してくれましたが「騒音で訴える」との一点張り。アパートの管理人に相談するも「生活音なので気にしなくていい」と言われただけで解決しませんでした。
結局、気を使って生活することに耐えられなくなり、私たちは一軒家タイプの賃貸に引っ越すことになりました。下の階の住人も同じ子を持つ母だったので、もう少しわかり合いたかったというのが私の本音です。小さい子どもとアパートに住むのであれば、足音の騒音トラブルを避けるために、1階に住むのが望ましいと学びました。
著者:佐野チコ/30代女性・主婦。4歳と1歳の姉妹を育てるママ。ちょっぴりおませな長女の発言にプチイラッとしながらも次女に癒やしを求めて育児中奮闘中! SNSで情報収集するのが大好き。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています