これっておばさん化!?

外出していたときのことです。ふとした瞬間に「下着をつけ忘れている!」と気が付きました。若いころは、少しでも他人におかしく思われたくなくて服装選びにも時間をかけていましたし、おしゃれにも気をつかっていました。下着をつけ忘れるなんて、昔の私には考えられないことです。
でも、年を重ねた今、少しくらいのことなら平気になっている自分がいると気付きました。「これっておばさん化なのかな」と思いながらも、そこに嫌な気持ちはありませんでした。
そのまま用事を済ませて帰りました。気付いたときには、むしろ笑いが込み上げてきました。下着を忘れても動じない自分に、「ああ、私も変わったな」としみじみ。昔なら恥ずかしさでいっぱいになったでしょうが、今は「そんなこともあるよね」と受け入れられるようになった自分がちょっと誇らしくもありました。
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若いころは、他人の視線や評価を常に気にしてちょっとした失敗でも大騒ぎしていたものです。でも今は、そうした小さなミスやハプニングを「そんなこともある」と受け流せるようになっている。自分の変化に気付いた瞬間でもありました。年を重ねることで、神経質になっていたことから解放されて、ちょっとしたハプニングにも笑って対応できるように。これも、大人になった証なのかもしれません。
著者:種田ともみ/30代女性・会社員
イラスト/さくら
おばさんパワーちょっと得した気分に!

ある日、幼なじみと一緒に、懐かしの少女漫画雑誌の原画展がおこなわれている地域の会場へ出かけました。そこで「せっかくだから」と言い訳しながら、フォトスポットで当時流行していた少女漫画の変身シーンのポーズをマネして写真を撮りました。
私たち以外にも数人のお客さんがいましたが、そうしたポーズをとって撮影している人は見かけませんでした。展示会のスタッフの方は思わず笑いをこらえていらっしゃったようでしたが、その後、「グッズも販売していますよ」と声をかけてくださり、ちょっと得した気分になりました。
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こうして振り返ってみると、若いころよりも周りをあまり気にせず自分らしく思いきり楽しめるようになったと感じます。人の目を気にし過ぎない分、新しいことに挑戦する行動力も湧いてくる気がします。自分らしく前を向けるのも、おばさんになったからこそ味わえる楽しみの1つなのかもしれません。
著者:花沢とこ/50代女性・主婦
「よっこいしょ」と声が出てしまい…

最近、ちょっと動くたびに「よし」と自分に声をかけることが増えました。若いころのように素早く動くことが難しくなってきたのです。でも、そんな自分をどこか愛おしく思う瞬間もあって……。
30代も後半を超えたころから、ちょっと動くたびに自分を鼓舞する声が必要になってきました。「よし」とか「よっこいしょ」とか、つい声に出してしまいます。機敏に動くのがおっくうになることも増えました。気が付けば、腹回りやあごについた脂肪がなかなか落ちなくなっていて、夜中にふと鏡を見たとき、自分の体型にぞっとすることもあります。
それでも、ダイエットしなきゃと思っても体を動かすのはなかなか気が重い。でも、なぜか晩酌のビールのお供を作るときだけは、嬉々として鼻歌を歌いながら動いている自分がいます。
「よし」と自分に声をかけて何とか動き出しても、動き自体は決して早くありません。若いころのような俊敏さは失われてしまったけれど、日々の生活は落ち着いていてそれなりに楽しく過ごせています。
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年を重ねることで失うものもあるけれど、その代わりに心の余裕や穏やかさを手に入れているのかもしれません。年を取るのも、案外悪くないなと思える今日このごろです。
著者:友田マリアン/30代女性・会社員
まとめ
年を重ねることは、決してネガティブなことばかりではありません。小さなことに動じず、今の自分を楽しめるようになるのも大人になった証し。これからも年齢に応じた新しい発見を重ねていきたいですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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