足音や声が予想以上に響く!
先日、戸建てへ引っ越しました。狭い土地に建てたので、3階建てで庭もありませんが、今まで住んでいたマンションの2倍の広さに! 広々とした場所で遊べて、子どもたちもうれしそうでした。しかし、子どもたちの出す音が想像以上に家全体に響くことが判明……。
特に2人で喧嘩を始めると、長男の怒鳴り声や次男の泣き声で耳を塞ぎたくなるほどの騒音に。硬い床材のせいか、部屋や階段をドタバタと走る音もかなり響きました。以前住んでいたマンションは走り回るスペースもなかったため、床の音は予想外でした。
夫婦で叱りつける
夫と「これは絶対にお隣に迷惑だよね……」と、子どもたちに静かにするよう何度も叱りました。しかし、2人とも最初はおとなしくなっても、すぐにまた喧嘩を始める始末……。夫婦でお隣が気になり、子どもたちがドタバタするたびに何度も理由を説明しました。しかし、子どもたちは叱れば叱るほど、余計に兄弟喧嘩も多くなりました。
つられて私たち夫婦もイライラしてしまい、怒鳴るように叱ってしまうこともあり、家族の雰囲気は最悪に。せっかく引っ越してきたばかりなのに、子どもたちは「前のおうちのほうがよかった」と泣いてしまったのです。
隣人からやさしい言葉をかけられ…
お隣の方には引っ越し前と直前に何度かごあいさつしましたが、子どもたちの騒音を謝りに一度行くべきかと夫婦で話しました。そんなとき、たまたま外に出ていたお隣の方にお会いして「子どもたちがうるさくて申し訳ないです」と話すことができました。
しかし、お隣の方は驚いたように「全然聞こえないですよ」と言ってくれたのです。どうも外よりも室内のほうが響く構造になっていたよう。そうは言っても、もちろん子どもたちには家の中で騒がないように注意し続けていますが、ホッとひと安心しました。
また「子どもの声は聞こえたとしても気にならないので大丈夫ですよ」とやさしいお言葉も……。それ以降、夫婦で注意はしますが、必要以上に厳しく叱ることはなくなりました。すると不思議なことに、子どもたちも騒いだり喧嘩することが減ってきたのです。
今思えば、子どもたちも住み慣れた場所からの引っ越しにストレスが溜まっていたのだと思います。それにもかかわらず、ご近所への目を気にして子どもたちの心のケアを優先しないで、すぐに厳しく叱りつけてしまったことに夫婦で大反省しました。家の片づけは後回しにしてでも、もっと子どもたちに寄り添ってあげればよかったです。
監修/助産師REIKO
著者:竹内優実
6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。