何もできない不便すぎる洗面台
夫は独身時代、愛犬と暮らすために中古の一軒家を購入していました。独身男性1人と小型犬2匹で暮らすのには十分な広さだったと思います。しかし、私と結婚することになり、確かに「家」はあるものの、女性の目線から見ると不便なことがたくさんありました。
その一つが小さな洗面台です。洗面台と言うのに顔は洗えないほどのサイズ。たとえるなら、トイレの個室にある手洗い器くらいのサイズで、歯磨きもできず、スキンケアもままならないので、何のためにあるのか疑問なくらいです。
洗面台で洗えないものはシンクで洗う夫
洗面台が使えないとなると、何か洗いたい場合は浴室かキッチンのシンクになるのですが、夫は「私は浴室で洗ってほしい」と思うものも、シンクで何でも洗ってしまうのです。
例えば、お散歩から帰ったときの犬の足や犬のシャンプー、爬虫類を飼っているケースの洗浄や魚の水槽の水替えです。髭剃りもシンクでおこないます。
それでも私は大目に見ているのですが、先日、爬虫類のエサであるコオロギの足がシンクに落ちていたことがあり、さすがにびっくりしてなんでもかんでもシンクで洗うことや、コオロギの足が落ちていてもそのままになっていることはやめてほしいと伝えました。
嫌々ながらも…
キッチンは食べ物を扱う場所ですし、衛生的にも良くないのではないかと私は気になってしまいます。夫の言い分としては「そんな人と結婚したのはママなんだよ」とのこと。たしかにそうなのですが、結婚する前には知らなかった事実です。
コオロギの足が落ちていても、何でもシンクで洗ってしまうことも、嫌々ながらも私は我慢しているほうだと思います。友だちにこのことを話すと、「私だったら離婚する」と言われます。夫もこのことを友だちに話すと「心が広い奥さんだね」と言われるそうですが、私は我慢しているだけで、決して許しているわけではありません。
私がしつこく浴室を使ってほしいと伝えたことで、ようやく爬虫類のケースの洗浄や水替えは浴室でやるようになりました。それだけでも一安心です。それもこれも、洗面台が小さすぎることが原因だと思うので、現在の目標は広い洗面台があるお家に引っ越すかリフォームすることです。
著者/ sugar111 佐藤 幸代
イラスト/塩り
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