三男の子育て期
三男が赤ちゃんだったころは、上の2人のお兄ちゃんたちが小学校高学年。2人ともサッカー部に入っていて毎日元気いっぱい。よく食べるし、泥汚れの洗濯物は多いし、家事の量が多くて忙しい日々でした。そして、夜中には三男の授乳で毎晩起こされる日々……。
寝不足のまま朝がやってきて、もうろうとしながら上の子を起こしたり、朝ごはんの準備や学校への送り出し。日中は三男のお世話と家事に追われてあっという間に夕方です。体力と気力の限界を感じ、1分1秒でも眠っていたい。それだけを考えていました。
大変さ半分?年の差きょうだいの良さ
上の子たちと歳の差があるということは、よかったこともたくさんあります。第一に、上の子たちがすごく大人になります。「なんでもかんでもママに頼ってはダメなんだ!」と諦めたのかもしれませんが、自分のことは自分でするようになりました。
簡単なものなら冷蔵庫の食材で適当に料理もできるようになったので、私はそばで見守りながら三男のお世話ができ、助かりました。さらに私のぶんの食事まで用意してくれて、とても心強かったです。
また、上の子たちは年子で年齢が近かったこともあり、まるで友達同士のように楽しんで遊んでくれます。そのため、3人を公園などの野外へ連れて行くと、私は三男の面倒をメインに見ながら上の子たちを見守るという形が取れて、子どもたちに手をかけるバランス配分がちょうどよかったように感じています。
年齢が離れすぎて上の子は複雑?と思いきや
長男が地元の大学3年生、次男が家を出て専門学生、三男が小学5年生のときに第4子となる長女を出産しました。長男とは21歳、三男とでも11歳違いの兄妹です。正直、年齢が離れすぎてしまい上の3人の子どもたちには申し訳ないな……と感じていましたが、そんなことは私の余計な心配に過ぎませんでした。
赤ちゃんの面倒は見てくれるし、家事も手伝う。産後で買い物に行けないときは夫と長男が買い物をしてくれるので、今までにないくらいゆったりとした産後を過ごすことができました。実は、義両親、実両親が他界したあとの出産のため、不安しかなかったのですが、ありがたいことに上の子どもたちと夫のおかげで、安心して長女の子育てをスタートさせることができました。
子どもがある程度大きくなったのに、また一からの子育てが始まるというつらさはあるのですが、それ以上に気が付かないうちに、家族とうまく協力できていたり、困ったときは助け合えたりするようになっていて、家族全体としてレベルアップしたように感じています。年齢は離れていますが、4人の子どもたちを産めたことに感謝です。
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監修/助産師REIKO
著者:優木 まり
25歳になる長男を筆頭に4歳女児までの3男1女を育てるアラフィフママ。元美容部員のスキルを生かして美容記事を執筆するほか、子育て・出産関連についても執筆している。