同棲後、彼がみるみる痩せていった理由は家事にあり
当時私は、システムエンジニアとしてやりがいを感じながら、フルタイムで働いていたのですが、上司の異動や突然の退職・休職などが重なり、朝から晩まで働くことが当たり前に。そして、そのあおりを受けたのが同棲をしていた彼でした。念願の同棲生活が始まったばかりだというのに、早朝に出勤し深夜に帰宅する私を支えるため、家事全般を担ってくれたのです。
彼はマメな性格で家事が苦ではないタイプ。それでも、自分の仕事と両立してほとんどの家事をこなすのは大きな負担だったと思います。さらに彼は、私が帰ってくるまで起きていてくれたので、睡眠時間も減る一方です。すると1カ月、2カ月と過ぎていくうちに彼の体重がみるみると減り始めました。
心配になった私は結婚後の働き方を上司に相談することに。しかし、そのころには彼の体重はなんと5キロ以上も減っていたのです。
結婚後の家事の分担はスムーズで平和に
同棲を始めてから4カ月ほどが経ち、ようやく入籍。結局私は、新卒から働いていた会社を退職しました。有給休暇の消化中のある日、彼と家で過ごしながら「夕日ってこんなに明るいんだ…」とつぶやくと彼から笑われたのを覚えています。
それまで平日の午後5時といえばオフィスの中で缶詰状態になっていた私。テレビを見ながら夫と2人で家にいるのが非常に不思議で、ようやく平穏な新婚生活が訪れたと思った瞬間でもありました。そこからはひとまず夫の負担を減らすべく、家事全般は私が担うことに。
とはいえ、夫の家事スキルが高くサポートしてくれる環境もあり、子どもができてからもうまく家事分担ができています。
私の仕事の状況をしっかりと理解してくれていた夫には、支えてもらえてありがたい気持ちも大きいですが、体重が何キロも落ちてしまうほどのストレスをかけてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。今でも振り返ると心苦しくなりますが、苦労を無事に乗り越えられて本当に良かったと思っています。
著者/小林はるか
イラスト/sawawa
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