私が破水したことを伝えに、夫は慌てて病院スタッフのもとへ。
ひとり残された私でしたが、すぐに助産師さんたちがやってきてくれました。
「ママならぬ日々」

いきなり衣装チェンジした助産師さんや看護師さんがやってきて、びっくりしつつも気合いが入ったのを覚えています。私はあんなにヘロヘロだったくせに、ゴールが間近とわかるとがぜんヤル気に!
室内では看護師さんや助産師さんたちがテキパキとお産の準備を始めました。
「どうしよう……」人を呼びたいのに声が出ない……。陣痛中に起きた思わぬ事態に夫に助けを求めると……
◇ ◇ ◇
出産の現場は、想像していた「静かで寄り添ってくれる時間」とは違い、突然空気が一変することがあります。それは、赤ちゃんと母体の安全を守るために、医療スタッフが一瞬で“戦闘モード”へ切り替わる瞬間でもあります。
陣痛で余裕を失っていると、その慌ただしさや緊張感に驚いてしまうこともありますが、実はそれこそが出産が順調に進み、いよいよゴールが近づいているサイン。助産師さんや看護師さんたちの的確で無駄のない動きは、命を迎える現場ならではのプロフェッショナルな連携なのかもしれませんね。
出産はひとりで頑張るものではなく、多くの人に支えられて進んでいくもの。慌ただしい光景の裏には、「無事に生まれてほしい」という同じ願いがあることを感じさせてくれるエピソードでした。
和田フミ江