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「10cmくらいの何かがあります」急いで婦人科を受診。すると手術が必要な病気が見つかって

高校生のときから、ひどい生理痛と闘ってきた私。結婚し、出産後も、重い生理痛に悩まされていました。産後、やっとそのことを婦人科で相談すると……なんと子宮内膜症が見つかったのです。治療を開始しましたが、それだけではなく……。

ひどい生理痛に悩まされ…

私は、高校生のころから生理痛が重く、経血量も多い傾向にありました。生理3日目までは授業が1コマ終わるたびにトイレへ行ってナプキンを交換しなければいけないほど。

 

大人になっても生理痛のひどさは改善しませんでした。それどころか、結婚、出産し産後の生理が再開すると生理痛が悪化したように思えました。仕事中に、のたうち回るような痛みに襲われたり、夜に痛みで動けなくて救急車を呼びたくなったりしたのは一度や二度ではありません。

 

低用量ピルを飲み始めたけれど…

本当は生理痛が重い時点で病院を受診すべきだったのですが、私は産後にやっと生理痛について婦人科を受診し相談。すると、子宮内膜症の疑いがあると言われ、治療のために低用量ピルを処方されました。

 

治療のために飲み始めた低用量ピル。1年弱服用し続けたことで生理痛は軽くなり、周期通りに生理がくるようになったのです! ようやくここにきて、不自由なく生理と付き合えるように!

 

ただ、夫と相談し「そろそろ2人目の子どもを……」と考えており、妊活のため、医師に相談のうえ低用量ピルの服用を一度中断することにしました。

 

おなかに違和感。するとさらなる病気が判明!

妊活をすすめていくうちに、便秘や下痢の回数が増えてきた私は、「腸の病気かな?」と思い、胃腸内科を受診。すると先生に、「便も溜まっているけれど、何かある! 10cmくらいの……。もしかしたら婦人科系の腫瘍かもしれない。婦人科に行ってみて」と言われました。

 

腫瘍という言葉に驚き、再び婦人科を受診。そこでチョコレート嚢胞ができていると言われました。先生からは、

 

「普通2~3cmサイズの卵巣が10cm以上に腫れています。ねじれるとすごく痛くて、救急車を呼ぶほどの痛みになります。そうなると緊急オペになり、卵巣を切除しなければいけません」と言われました。それからまずは飲み薬で小さくしようとしましたが、少ししか小さくならず、手術をすることに。

 

でも、手術をするのは大きな病院。私の手術がおこなわれるまでなんと半年待ち! その間、いつねじれるか、破裂しないか心配で生きた心地がしませんでした。

 

 

その後、手術は無事に成功! ホッとしましたが、まだ経過観察にあった子宮内膜症があります。ただ、幸いなことに、私は第2子を無事出産することができました。これからまだ子宮内膜症と闘いは続きますが、子どもに恵まれて本当によかったです。自身の経験を通して、婦人科を受診する大切さを痛感しています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

文/あおいひよどりさん
イラスト/すうみ

監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

 

 

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