生理前のようなだるさはあったが…
その日は朝起きた直後からなんとなく生理前に起こる全身のだるさは感じていましたが、予定日にしては早過ぎると思い、生理用ナプキンを下着に着けるといった準備はしませんでした。
そして、私は白いパンツに緑色のTシャツを着て、勉強をするために大学の図書館へ。夏休み前だったこともあり、たくさんの学生でにぎわっていて座席を探すのもひと苦労だったのを覚えています。
私を見て笑う女子たち
2時間ほど勉強して、私は休憩のために外に出ようと椅子から立ち上がり、階段を降りました。すると後ろから、ヒソヒソと話し声が……。
疑問に思って振り返ると、数人の女子が私のズボン見てクスクスと笑っています。何かゴミでも付いているのかと思いおしりを確認すると、経血で真っ赤に染まっていたのでした。
私は恥ずかしくなって、逃げるようにトイレに駆け込みましたが、替えのズボンなど持っていません。とりあえずタオルで押さえて大急ぎでアパレルショップに向かい、適当にズボンを購入してはきました。少しでも生理前のような症状があったら準備をしたほうがいい、と学んだ出来事でした。
著者/あい
イラスト/おみき
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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