義母とお酒を飲むといつも出る言葉
お酒を飲んで気分がよくなった義母は、「子どもたちが素直でいい子なのはいつも家でしっかり子育てしてくれるあなたのおかげ」と言ってくれます。それに続いて出てくるのは息子を称える言葉。「お母さんが仕事に行かずに子育てに専念できるのも、夫がしっかり稼いできてくれるから。感謝しなきゃね」。私はこれを言われると心がざわつきます。
夫のおかげで専業主婦をしているのは事実。夫の稼ぎがなければ生活できません。でも私が働いていないのは、転勤族の夫に家族でついていくためでもあるからです。
腹が立ってしまうのはなぜだろう?
義母にそのように言われることがすごくストレスでした。確かに事実ですが、夫をやたら褒める義母に腹が立っていました。なぜそんなに腹が立つのか考えると、私自身が夫に引け目を感じていて、それを指摘されているようだったから過剰に反応してしまうのだと気づいたのです。
夫婦はそれぞれが補い合って成り立っていて、私たち夫婦はこのかたちがお互いベストだと思っているのに、私自身が本当の意味で納得していないのかもしれません。
私が反省して改善すべきところもある!?
夫婦のことだから、たとえ義母であっても口出ししてほしくない!と怒りの感情も芽生えますが、義母が私にその言葉をいつも言う理由もきっとあると思います。私は専業主婦でいること、夫が生活費を稼いできてくれることにもちろん感謝していますし、それを表現していると思っていました。
しかし、義母には私が夫に感謝しているように見えていないのかもしれません。感謝の言葉と態度はとても大切で、受け取る側もうれしいはず。これからはもっと表現していこう、と私の改善点もあることに気づけました。
義母が夫ばかり褒めるようでザワザワした私の心ですが、自分の至らない点にも気づけたのでよかったです。自分のことはあまり褒めてもらえなくても、夫が理解してくれているという確信を持ち、これからも2人で相談しながら理想の夫婦のあり方を選んでいきたいです。
著者:三宅ちよこ/30代女性・主婦。フリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
作画:うちここ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています