妊娠中の妻の体調不良を理解しない夫
夫は「また吐き気かよ……もうそのセリフ、聞き飽きたわ~。どうせそう言えば、サボっても許してもらえると思っているんだろ?」と私の気持ちを全く理解してくれません。
夫は「俺の仕事は外で稼ぐこと、お前の仕事は家事と育児だろ? 子どものことはお前に任せたから」と出産準備もしてくれません。私はこの状況に不安いっぱいです。
夫を両親学級に連れて行くことに
体調が悪くて私が休んでいると、「妊婦でつらいって言うから専業主婦にしてやったのに、家事もせずにお前は何のためにいるんだよ!?」と激怒! ヒドイ暴言に私は我慢の限界! これまでの不満をぶつけました。
その結果、夫はしぶしぶ両親学級へ一緒に行くことに。当日、夫は周りの父親たちが妻を支える様子を見て驚いた様子。
最後に、助産師さんから「出産後に夫婦が助け合っていけるよう、産後にしてほしいことをお互いに紙に書いてみましょう」と紙を渡されました。
産後の妻に「もっとちゃんと家事をしてほしい」!?
私は「妻の状態を理解して、支えになってほしい」と書きました。
一方夫は、「もっとちゃんと家事をしてほしい」と書いてあるではないですか!
助産師から「妊婦さんの状態なんて人それぞれですよ!」「産後に家事をやれなんて……妻を労わる気持ちは無いんですか!?」と叱られた夫は、怒って教室を出て行きました。
私は、このままでは一緒に暮らしていくのは無理だと感じ、仲良しの義実家に向かい、義両親にこれまでのことをすべて伝えると、しばらくここに居るように言われ、お世話になることに。
理解してくれる義両親に守られて
数日後、「俺の面倒もみずに何しているんだよ!」と押しかけてきた夫。義母は「妊婦を何だと思ってるの!? あんたが無事に育ったのは、父さんが家事と育児をしてくれたからよ」と厳しく説教をしてくれました。
それでも考えを変えない夫に、義母は「◯◯さん(私)の面倒は私たちがみるわ。あんたはもう必要ない!」と夫を追い出し、夫と私は離婚することになりました。
その後、私は無事に赤ちゃんを出産! 噂によると、夫は仕事もうまくいかず、養育費とモラハラの慰謝料の支払いで経済的に困窮し、とても苦労しているそう。現在私は元義両親にサポートしてもらいながら、近くのアパートで子どもと一緒に幸せな日々をスタートさせました。
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大切な家族がつらいときに支えになってくれない人は、子どもが生まれても一緒に暮らしていけるのか不安になりますよね。妊娠・出産・産後の大変さは人それぞれ。比べないようにしたいものですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。