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「正直、困ってます…」保育士が本音を吐露!保育園のお迎え時、ママたちの困ったNG行動とは…!?

保育士の中田馨さんが、保育園で見かけるママ同士の少し困ったやりとりについて教えてくれました。保育園のお迎えの際、あなたもこんな行動していませんか……?


こんにちは! 保育士の中田馨です。今回は、保育園で先生が見かけるママ同士のやりとりの中で、少し配慮してもらえるとありがたいな、というお話です。

 

私の保育園は、小規模なので保護者同士の送り迎えがあまり重ならないため、ママ同士の困ったやりとりはほぼないのですが、近くの保育園で見かけた光景や友人保育士から聞いたエピソードを交えてお話しします。

 

話し始めたら止まらない

お迎えに来て、仲の良いママ友と会ったら話し込むママたちがいます。たいていが、話が始まると、子どもたちから目を離してしまいます。保育園は、保護者がお迎えに来たら、その後の子どものことは保護者に託します。

 

保育園の中ならまだ保育士やほかの保護者の目があるので、多少の安全は確保されますが、保育園の外だとどうでしょう? 実際、歩行者や自転車、車が横を通るなかや、駐車場で子どもたちが追いかけっこしている光景を見たことがあります。

 

ママ同士がお話しすることは良いのですが、まずは子どもの安全を確保してあげましょう。とはいえ、「話をするなら保育園の中で」というわけにもいかないので、子どもを自転車に乗せてお話ししながら歩いて帰ったり、公園に移動したりするなど、子どもの安全を守りつつお話していただけると保育士も安心できます。

 

 

毎回、保育士と話し込む

保育士と話し始めたら、なかなか止まらない保護者もいます。子どもの相談や家庭の事情の話から始まるので保育士も親身になり話を聞いているのですが、だんだん話がズレることも……。そうすると「さて、どのタイミングでここから抜ければよいか」と悩んでしまいます。これが2人、3人の保護者との会話の場合なおさら抜けづらいものです。

 

もちろん、保護者対応も大切な保育士の仕事の一つです。しかし、子どもを安全に保育することが第一。もし、その時間に担当の子どもがけがでもしたら……! きっとその保育士は自分を責めると思います。もちろん、そのためには私たち保育士も「ごめんなさい、私、仕事に戻りますね」と言える勇気を持たなければいけないですね。

 

もし、ママ友と保育士と話し込んでいるうちに、話がズレてきたな! と感じたら「先生、仕事に戻ってください!」と一声かけてくださったら、保育士は「ありがとうございます!」と気持ちよく仕事に戻れます。

 

 

一緒にお茶した帰りにお迎えに来る

仲良しのママ友同士、仕事の休みや早帰りが一緒になって、お茶してからお迎えに来られることがあります。もちろん、ママ友とお茶すること自体は問題ありません。ママのリフレッシュタイムはとても大切なので、できるときはしたほうがいいです。

 

ただ、保育士がモヤッとしてしまうのは、いつもと同じ時間にお迎えに来ることです。保育園が「仕事がお休みの日や早帰りの日は、16時30分までにお迎えに来てください」という決まりがあるところだった場合、いつも通りの18時にお迎えに来ると「少し早めにお迎えに来てくれたら、子どももよろこぶのにな……」と思ってしまうのです。ママ友同士がそろってお迎えに来ると、余計に感じてしまいます。

 

保育園の決まりは守りつつ、その範囲内でリフレッシュの時間をとってもらえると、ほかのご家庭からの不満も出にくいのかな? と思います。

また、保育園によっては会社帰りに寄り道してから子どもをお迎えに行くのはNGとなるので、気をつけましょう。

 

 

保育士やほかの保護者のプライベートを詮索する

たとえば「先生、彼氏いるの?」や「結婚はしないの?」など、保育士のプライベートが気になり、いろいろと聞いてくる保護者がいます。聞かれて答えられないものもあるので「ヒミツです!」とかわすのがベターなのだと思いますが、何度も聞いてくる方もいるので、思わず苦笑いしてしまったこともあります。

 

自分のことは、はぐらかせば、知られてもそれほど問題ないのですが、もっと困ることは「○○ちゃんのママは……」という噂話が園内で始まったときです。

 

保育士がその話のなかにいたら「噂話はやめましょう」という勇気を持たなければいけませんし、その場にいなくても「子どもも聞いているので、その辺でやめときましょうか」と言えるといいですね。しかしその前にやはり、保護者自身が保育士やほかの保護者のプライベートを詮索しないようにしてほしいなと思います。

 

 

少しの配慮が、子どもの安全や心を守り、快適な保育園生活につながっていきます。ほんの少し心に留めてもらえるとうれしいです。

 

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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