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「息子さんですが…」楽しみにしていた運動会、先生から告げられた想定外の提案に私が言葉を失ったワケ

当時幼稚園の年長クラスだった息子は、運動会を3週間後に控えていました。息子のクラスは、徒競走とダンス、そして障害物競走に参加する予定でした。親子でとても楽しみにしていたのですが、思わぬ展開が待っていたのです――。

 

風邪を引いた息子

当時はまだ感染症の影響で、風邪症状が少しでもある子どもには欠席が推奨されていました。そのため、風邪が良くなるまでお休みをすることになった息子。しかし、その数日後に息子は発熱。感染症ではなかったものの咳が長引き、練習に参加できなくなってしまったのです。結局、風邪が完全に治ったのは、欠席を始めてから2週間後のことでした。

 

その後の練習には頑張って参加しましたが、2週間欠席していたためダンスを覚えるのに苦戦していました。既に本番が数日後に迫っており、息子も焦りを感じている様子が見られました。そんなある日、私は学年主任の先生に呼び止められ、ある提案をされたのです。

 

先生から衝撃の提案

「ダンスなのですが、他の子はもう完璧に踊れます。◯◯くんはお休みしていたので、少し差が出てしまって…… 」と言われ、申し訳ない気持ちになりました。私は「自宅で練習ができるように、私が練習を見学させてもらってダンスを覚えて、息子に特訓したいのですがそれはできませんか?」と願い出ると、それは特別扱いになるのでNGとのことでした。

 

「それもそうだな」と思って引き下がろうとしたところ、先生から「◯◯くんは、ダンスは見学してもらえますか?」と告げられたのです。厳しい先生だったので、中途半端なダンスでの出場は認められないということでした。

 

 

交渉を試みるも…

息子は運動会を楽しみにしていたので、ショックを受けていました。私も、なんとかきちんと踊れる部分だけでも参加させてもらえないか先生と交渉を試みたのですが、やはり全部踊れないと参加は認められないとのこと……。

 

落ち込む息子に「他の競技を頑張れば大丈夫!」と言ったものの、やはり私もショックをぬぐい切れませんでした。子ども相手に随分厳しいなと感じましたが、社会に出ればもっと大変なことがたくさんあるし……と自分に言い聞かせました。

 

 

この一件で、息子も私も幼稚園生活で初めての大きな挫折を味わい、同時に体調管理の大切さを学びました。小学校に上がったら、もっと多くの行事や活動があると思うので、この経験を無駄にせず、今後はさらに体調管理を徹底しようと思っています。

 

著者:奈月かおり/30代女性/2017年生まれの男の子のママ。若いころの経験を活かしておうち英語に奮闘中。現在は、チャイルドコーチングの勉強に励んでいる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)

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