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彼の車のトランクに女性物の羽織が。「ねえ、誰の?」聞くと、彼は言葉に詰まって…

これは過去に同棲していた彼とのお話です。彼からウェブの手続きを頼まれ、私はスマホを渡されました。何気なく操作していると、“お”の変換候補に「俺も会いたいよ」という文字が。この一件以降、彼に不信感が募る出来事が多々起こり……。

怪しい文字列

あるときから仕事終わりに、「上司から食事に誘われた」と言って外食する頻度が増えた彼。私は仕事の話もあるのだろうと、特にそこまで気に留めていませんでした。

 

しかし、彼から頼まれ彼のスマホを操作した際にふと目にした「俺も会いたいよ」という予測変換の文字列。「もしかして……」「本当に上司とごはんだったの?」と疑わずにいられませんでした。

 

それでも私は彼に直接尋ねることはできませんでした。普段、家で過ごす彼の様子に変化はなかったからです。私はすっきりしないまま、彼としばらく過ごしていました。

 

車のトランクで目にした物は

そんなある日。彼の車で買い物に行った帰りのことです。荷物が多かったため、トランクを開けてもらいました。荷物を入れようとすると、視界の端に見慣れない布が。

 

「なんだろう?」と取り出してみると、それは女性用の羽織でした。もちろん、私の物ではありません。

 

「ねぇ、ベタすぎるでしょ、誰の?」

 

思わず口にすると、彼は一瞬言葉に詰まり「あー…たぶん母さんを乗せたときのだな。気にしないで」と答えました。

 

本当にお母さんの物?

たしかに彼の実家は近く、母親が車に乗ることもあったため嘘とは言えません。もやっとはしたものの、その日は何も言わず引き下がりました。

 

すると数日後、彼と車で移動中、彼が「実家に寄る」と突然言い出しました。そして到着するなり、「これ母さんのだよね?」と例の羽織を母親へ見せたのです。

 

しかし、突然聞かれたのか「……うーん、そうだったかな」と困ったように返す母親。

 

彼は疑いを晴らしたいという思いから、突然「実家に寄る」と言い出したのだろうと思います。ただ、母の反応から、直感的に「嘘だろうな」と思いました。彼の母は当時60代。普段の彼の母のファッションから、ラメ入りのシースルーの羽織が彼の母の物というのが信じられませんでした。

 

「俺も会いたいよ」という予測変換や、ラメ入りシースルーの羽織から、彼に女性の影を感じていた私。結果的に、決め手となる証拠がないまま別れてしまったので、この件に関しては迷宮入りとなってしまいました。別れた当初は、もやもやした気持ちもあったので、最後に勇気を出して彼に聞いて、彼と向き合ってみるべきだったかなとも感じています。

 

 

 

著者:榊原愛七/30代女性・1児の母。看護師・カウンセラー兼、恋愛エピソードを執筆するライター。
イラスト:マメ美

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)

 

 

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