行きつけの居酒屋でプロポーズ
宴も落ち着いたころ、お店のマスターが急に「今日はこの2人の馴れ初めを紹介しま〜す!」と、私たちがマッチングアプリで出会ったことや、よく2人で来ていることを話し始めました。「私たちの話はいいから~」なんて思っていると、今度は彼が立ち上がり、店中がシン……と静かに。
「え、ちょっと、この空気何?」と思った瞬間、急に彼が今までの思い出を語り始め、そして……。
「これからも一緒にいたいです。結婚してください」
と、みんなの前でプロポーズしてくれました。拍手と歓声の中、私はほぼ反射的に「はい!」と答えていました。お店のマスターや友人たち含めたみんなでサプライズプロポーズを企画してくれていたようです。
彼から差し出された指輪。でも…?
そして彼は指輪を差し出してくれました。指のサイズがわからなかったのかゆるゆるでしたが、キラキラと輝くリングが左の薬指に通され、私は感激。友人たちからも祝福の声をもらい、幸せな気持ちでいっぱいでした。
そして、指輪をはめたまましばらく写真をとったり、お酒を飲んだり盛り上がったりしていると、彼の口から飛び出したのは驚きの言葉でした。
「ごめん。指輪返してほしい」
「え?なんで?!」と私が驚いていると、彼がまさかの事実を語り始めました。
なんと、指にはめてもらった指輪、なんと「間に合わなかったから、その場にいた男友だちから急きょ借りた物」だったとのこと。かなりゆるゆるだったのも納得できました。
突然「指輪を返して」なんて言われたので、お酒を飲んでいる姿に幻滅でもされたのかと思いました。「この一瞬で結婚を白紙にされたのかと思って、酔いも醒めたわ!」という気持ちでした。
ひとまず、はめていた指輪は貸してくれた男友だちに返却。私がその男友だちの左手の薬指に通してあげました。
少し抜けている彼らしくて、完璧じゃない感じも含めて「なんか私たちらしいな」と思える、忘れられない思い出になっています。
著者:わたふじ/30代女性・現役看護師ライター。マッチングアプリで出会った夫とふたり暮らし。急性期病院での経験を活かした医療系記事の執筆をはじめ、ライフスタイルや地域紹介記事など幅広いジャンルを執筆中。
イラスト:たこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
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