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「金髪くらいでガタガタ騒ぐな」娘の金髪を巡り園のママ友とモメた妻→聞いていた夫の一言に妻が言葉を失った理由とは? #子どもの金髪何が悪いの? 12

「子どもの金髪、何が悪いの?」第12話。保育園に通う5歳の娘を育てるワーキングマザー松岡えみこ(40)は、誰よりも娘を愛する母親。しかし、彼女には、若いころ自分が好きなファッションを楽しめなかったという後悔がある。その影響もあり、娘への愛情が少しおかしな方向へ向かってしまい……。

アニメに出てくる「炎太郎」に憧れるゆうちゃんのために、ゆうちゃんの髪を金髪に染めた母えみこ。園からは何も言われなかったのですが、保護者の間では、ゆうちゃんの金髪は話題になり、批判も出ていました。

 

母えみこは、ドイツにいる夫に電話をし、一部の保護者ともめていることも含めて、事の顛末を話しました。えみこの話を静かに聞いていた夫は、えみこに共感しつつも、正直デメリットもあると思う」と、夫はゆうちゃんの体への影響を心配します。

 

その点については気を付けていることを伝えるえみこでしたが、「プロの意見を聞いてみたいね」という夫。そこで、えみこが「実は、ほとんどの美容院にゆうちゃんの髪の毛を染めるのを断られた」と伝えると、夫は「プロとして、何らかのリスクがあると判断したのかもしれないね」と答えたのでした。

 

デメリットについて話を続ける夫に、母えみこは…

子どもの金髪、何が悪いの?/山野しらす

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子どもの金髪、何が悪いの?/山野しらす

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子どもの金髪、何が悪いの?/山野しらす

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ゆうちゃんの体への影響以外にも、デメリットがあると夫は続けます。それは、金髪がゆうちゃんにとって「不利な記号」になってしまわないか心配だということでした。

 

「不利な記号」と言われて、母えみこはムッとし、「金髪というだけで、変にみられるってこと!?」「この多様性の時代に金髪くらいでガタガタ騒ぐほうが変」「そんな偏見まみれの人たちにどう思われるかを気にしていたら何もできない」「元から金髪の人だっているのに、日本人の子が染めるだけで変な目で見られるの?個性をつぶしてる」とまくしたてました。

 

ヒートアップするえみことは対照的に、夫は冷静に「見た目で人を判断してはいけない、それは大前提だ」といい「でも…もしゆうちゃんの保育園の先生が、カラフルなモヒカンで顔中にピアスをつけていたら、どういう第一印象を持つかな?」と問いかけました。

 

えみこは驚き「それは保育園の先生がする格好じゃないから…」というと、夫は「本当はいい先生かもしれないのに、見た目で心配になるよね」といいます。えみこはモヒカンと金髪ではレベルが違う、詭弁だと返しますが、夫は「人によって受け入れられる外見には差があるんじゃないか」といい、その上で「子どもの金髪はどうだろう?」「多様性や自由な外見を認め合える社会が理想だけど、正直まだ日本社会はそこまでなっていない気がする」といいます。

 

続けて「ルールの範囲内で自分の考えを貫くのは素晴らしいけど、まだ5歳のゆうちゃんには荷が重いんじゃないか」「小さいころから、トラブルの種を作るのは避けてあげたい」「成長して、自分の考えや意思に責任を持てるようになったら、親として全力でサポートしてあげたい」と夫に言われたえみこ。

 

そういわれて、えみこも「あなたの言うことも一理あるのかもしれない」と、夫の考えを受け入れたのです。

 

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ヒートアップしかけた相手にも、ちゃんと冷静な対応ができる夫、素敵ですね。そして「カラフルなモヒカン&顔中ピアス」と、びっくりするけれど、わかりやすい例えで、人を外見で判断してしまうことをえみこに認識させるあたりもさすがです。

 

夫の言う通り、「人を外見で判断してはいけない」とわかっていても、受け入れられる外見は人によって差があり、「こういう人はダメ」のような線引きを、人は無意識のうちにしてしまうのかもしれません。それが、親が用意した環境で、まだ自分の確固とした考えを持っていない子どもに対してされるものだったら…。子どもがかわいそうに感じてしまいますね。

 

えみこも夫の言葉でそのことを感じ、夫の考えを受け入れることにしたのかもしれません。母えみこの考えもあるとは思いますが、ゆうちゃんにとって不利にならない、トラブルが起こらない環境をつくることを優先してあげてほしいですね。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーター山野しらす

    2人の女の子を育てるママです。育児中の息抜きがスマホで漫画を見ることだったので、私も誰かのそんな存在になれたらな……! と漫画を描き始めました。知人のエピソードを元に、いろいろな方の人生を漫画にしています。 ブログ:

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