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どうしてイヤイヤするの? どう付き合うべき? 助産師が教えます!

この記事では、助産院ばぶばぶ院長・助産師HISAKOさんが、2歳児のイヤイヤに親はどこまで付き合うべきなのか、赤ちゃんのイヤイヤについてお話ししています。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師HISAKO
助産院ばぶばぶ院長

総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2020年に12人目を出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
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イヤイヤ期の2歳児のイメージ

 

こんにちは。助産院ばぶばぶ院長HISAKOです。2歳児のイヤイヤに親はどこまで付き合うべきなのでしょう? 今日は赤ちゃんのイヤイヤについてお話しします。

 

傍若無人な2歳児

「なんで言うこと聞かないの!」

 

実際、周囲から見ていて2歳児の傍若無人な態度には「今こそしつけを始める時期だわ!」と思って当然かもしれません。そして、その思考回路に従って、大人の圧力を介して子どものイヤイヤを封じ込めよう、矯正しようと考えてしまいがちです。

 

2歳が近付くごとに、言うことを聞かなくなっていく。

すべて「嫌!」ってあまのじゃく。

いったいどうなっちゃったの? 育て方を間違えた? 甘やかせすぎた?

 

ママは自信喪失ですよね。

 

2歳児は選択ができない?

でも、2歳児のイヤイヤは、3歳児に向かう成長段階の特徴的な思考なんです。わたしたちは毎日、生活の中で、ある目的を成し遂げるための方法を、複数の選択肢の中から選びながら要領よく生きています。生きていくっていうのは、そのような選択の繰り返しによって成り立っています。

 

2歳児は選択肢を迫られたとき、能力的にどれかひとつに決めるということができません。どうにかして、その両方の道を同時に歩こうとします。だからどちらか一方は、傍目には支離滅裂に映ります。

 

自分で選択する力

大人は正しい選択を知っているから、つい無理に正しいほうに導こうとしますが、それでは「自分で選択する力」が身につきません。この時期に「相反する2つのこと」を同時に経験することで、どちらが正しい選択だったのかを自然に学んでいくのです。

 

「あれも嫌! これも嫌!」

 

そうこうしているうちに、ベターな選択はどっちなのか、ムダに気張らなくても、たやすく選べるようになっていきます。

 

ママは気長に付き合おう!

とはいえ、ママも人間ですから、支離滅裂な2歳児の相手にイライラ大爆発〜! ということもあるでしょう。でも、それはそれでいいんじゃないでしょうか。できる範囲で2歳児が2つの道、3つの道、4つの道を同時進行で歩こうとすることに、気長に付き合ってあげればいいと思います。

 

 

「そういう時期なんだ」

「一生懸命成長してるんだ」

 

親も子も、2人とも成長途上。結局、お互いさまかもしれないですね。

 

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      そうか、選択がまだできないのか。 ぐずった時に選択させるといいかと思い、二択で聞くとどちらも嫌ということはたくさんありました。 そうか、どちらを選んだらいいのか経験がないからわからない。納得しました。… もっと見る
      そうか、選択がまだできないのか。
      ぐずった時に選択させるといいかと思い、二択で聞くとどちらも嫌ということはたくさんありました。
      そうか、どちらを選んだらいいのか経験がないからわからない。納得しました。気長には待たないけど、それがわかれば気持ちは楽になります。

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