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「1本だけなら良い」父の棺桶に入れる副葬品。葬儀社から許可を得たのは #父が亡くなったとき 8

「父が亡くなったとき」第8話。実家で暮らす40代マンガ家・大日野カルコさんが、高齢の父を亡くした日のことを描いたマンガ。突然の別れを迎えた家族は、そのとき何を感じ、どのように父を見送ったのでしょうか?

通夜会場に駆けつけたカルコさんの介護士の姉は、父を見て「自分の親の介護はできなかった」とポツリ。すると母は「お父さんのはからいや」とやさしい言葉をかけました。

通夜を前にして、喪服を持っていないことに気付いた母は、知人から慌てて喪服を借りることに。カルコさんも久しぶりに喪服を着てみると、サイズがギリギリでした。

 

そして葬儀社のスタッフから副葬品について聞かれると……。

 

ちくわを見たときの参列者の様子を想像して

父が亡くなったとき/大日野カルコ

 

父が亡くなったとき/大日野カルコ

 

父が亡くなったとき/大日野カルコ

 

 

父が亡くなったとき/大日野カルコ

 

副葬品には父の好きなものを入れるのですが、父はちくわが大好物でした。葬儀社のスタッフに伝えると、「1本だけなら良い」との返答(※)でした。そこで、すでに虹の橋を渡った愛猫の写真と一緒にちくわを入れました。※副葬品の可否は葬儀社や宗旨・地域によって異なるため、事前に確認することをおすすめします。

 

ちくわってちょっとしたおかしさがあります。葬儀に参列した人がちくわに気付いたときの様子を思い浮かべると、なんだか温かい気持ちになりました。

 

―――

「ちくわ」は日常の父の様子がうかがえる副葬品。きっと喜んでくれているに違いありません。父を思うカルコさん家族の気持ちが伝わってきます。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーター大日野 カルコ

    くそ地味系マンガ家。著書にエッセイ漫画『39歳、私いつまでこのまんま?~アラフォーからのマインドリセット』。Instagram「40代独女くそじみLIFE」日々更新。

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