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子どもを連れて義実家に帰省した夫「今からみんなで昼飯!」⇒妻「来てないけど…」一瞬で奈落の底へ!

私たち夫婦は共働きで、保育園に通う2人の子どもを育てています。毎日、家事と育児、そして仕事に追われる日々。そんななかでも、「せめて休みの日くらいは、夫にも家事を分担してほしい」と何度も話し合ってきました。けれども……。

夫に家事をお願いしたら…まさかの展開に

ある休日のこと。夫には「今日はお皿洗いと洗濯をお願いね」と約束していました。ところが、お昼ごはんを食べ終わっても、シンクには食器が山積み。洗濯物も手つかずのまま、ふと気づくと夫の姿が見当たりません。

 

慌てて連絡を入れ、「今日は休みだから家事をやってくれる約束だったよね? 昼ごはんの皿洗いは? 洗濯は?」と問い詰めると、「帰ってたらやるって~」と軽い調子の返事。さらに「じゃあ、いつ帰ってくるの?」と聞いても、「夕飯前には」と曖昧な返事しか返ってきません。

 

「ああ、また始まった」と、心の中でため息をつきました。「結局、私に押し付ける形で逃げるってことだよね?」と伝えると、今度は「じゃあ夕飯の皿洗いはやります!」と謎の譲歩をしてきます。けれど、私は知っています。口では「やる」と言っても、実際にやったことなんてほとんどないことを……。

 

「もう結構です。期待した私がバカでした」と伝えると、夫は「なんかお前、嫌味っぽくなったよな。俺、そういうのがあるから家に居たくないのかも」と、まるで被害者のような口ぶり。自分の立場をまったく理解していない夫に、私は「来月のお小遣い、カットね」と告げました。すると、さすがに焦ったのか「わ、わかったって! ちゃんとやるから……すぐ帰る」と慌てて返してきたのです。

 

急に子煩悩になった夫から“ある提案”が

それから数週間後のこと。夫が子どもを見ている間に、美容院へ行きました。「今どこにいるの?」と聞くと、「今日はキッズパークに来てるよ」との返事。先週も行っていたような気がしましたが、そのときは特に何も言いませんでした。

 

最近の夫は、土日のどちらかには必ず子どもたちを連れ出すようになりました。以前は家事も育児もほとんど手伝わなかったのに、急に子どもと出かける機会が増えたことで、「本当に変わろうとしているのかも」と、私は少し期待を抱いていました。ただ、平日は帰りが遅い日が多く、その点だけは少し気になっていました。

 

夫に「最近、週末は子どもたちを見てくれるようになって、本当に助かるよ。平日は相変わらず遅いときもあるけどね」と伝えると、「トゲのある言い方だなぁ~。俺だって頑張ってるんだから、大目に見てくれよ~」と笑いながら返されました。

 

その日の会話の最後、夫はふと「それとさ、今月末の土曜なんだけど実家に行こうと思ってるんだよね」と話してきました。「えっ? この間、帰ったばかりなのに?」と驚く私に、夫は「会いたいから来てくれって言われたんだよ」と答えます。けれど、私はその日、久しぶりに友人と会う約束をしていました。

 

「次の週とかじゃダメ?」と提案すると、夫は「俺と子どもたちで行ってくるよ」と言い、「たまには遅くまで飲んだりしてきなよ」と、やけにやさしい言葉をかけてきました。ようやく父親としての自覚が芽生えてきたのかも――私はそんなふうに、少しうれしく思いました。

 

 

義実家に子どもを連れて行った夫。連絡すると…

そして約束の土曜日。私は「ねぇ、もう実家には着いたんだよね?」と夫にメッセージを送りました。すぐに「着いた」という短い返事と、「今、みんなで昼飯食べるところ!」「孫がかわいくて、じじばばがデレデレだよ」というメッセージが届きました。

 

続いて私が送ったメッセージは「孫なんて来てないけどねぇ…」というもの。ちょうどそのとき、私は義母と会って話をしていたのです。夫の言う「実家」とは、義母の家のことのはず。義母は「うちには何の連絡もないし、もちろん来てもいないよ」と、不思議そうな表情を浮かべました。

 

義母はその場で夫に電話をかけ、スピーカーモードに切り替えました。「何だって? え? 何?」と、焦った様子の夫の声が響きます。義母は静かに、しかしはっきりとした口調で「だから、うちに孫なんて来てないって言ってるの」と言いました。

 

すると夫は、「いや、変なこと言うなって。さっきから何言ってんだ? 俺は実家に帰ってるんだぞ。どうしたんだ? てか孫ってなに?」と、明らかに取り繕うような口ぶり。義母はそこで、「私はあんたの母親だよ。今ね、◯◯さん(私の名前)と一緒にいるんだよ」名乗りました。

 

その瞬間、電話口の向こうから「え……母さん……?」と、夫の震える声が聞こえました。

 

わが子はどこに!?夫を問い詰めると…

義母は夫に淡々と「少し前にね、◯◯さん(私の名前)から『土曜日はお世話になります』って連絡がきたのよ。何のことだかわからなくて聞いたら、うちに来る予定だって言うじゃない。おまけに、もう到着してるんだって? いったい誰がどこに到着してるんだい?」

 

しばらく沈黙が続いたあと、夫は「これからだよ、これから! 実は子どもたちが寄り道したいって言ってて……」と、苦しい言い訳を始めました。「孫たちはどこにいるんだい?」と義母が問い詰めると、「俺と一緒で……」と答える夫。「一緒にいるなら、今テレビ通話にするよ」と義母が提案すると、夫は「今、運転してる最中だし」と言い訳を重ねました。

 

「なら、今すぐ安全な場所に車を止めな。テレビ通話にするよ」と義母が強い口調で言うと、夫は「2人とも昼寝してて……」とごまかそうとします。「その寝てる姿を今見せてみな!」――義母の声が一段と鋭くなりました。それでもはぐらかそうとする息子に、義母はついに声を荒らげました。「いい加減にしなさい!もう全部わかってるんだからね。今すぐ帰ってきなさい。そしてどうしてこうなったのか、理由をきちんと話しなさい!」

 

その瞬間、私はようやく確信しました。――これは、単なる飲み歩きや遊びではない。もっと深く、重大な“裏切り”があると。

 

 

急に“子煩悩”になった夫。しかし、その裏で…

それから数日後。夫は沈んだ声で、「本当に悪かった。不倫相手とは別れてきた。ただの遊びだったんだ」と頭を下げてきました。しかし私は冷静に「遊びだろうが本気だろうが、不倫は不倫。私が一番許せなかったのは、子どもたちのことだから」とに言いました。後からわかったことですが、土日のどちらかに子どもたちを連れ出すようになっていたのも、子煩悩のふりをして不倫相手と会うためだったのです。

 

実際は見守りスタッフのいるキッズスペースに子どもたちを預け、自分はその間に不倫相手と会っていました。子どもには「パパと一緒にいた」と言うように言い含め、お菓子を買い与えて口止めしていたとのこと。「子どもたちを預けて自分は女と会っていたなんて……どういう神経なの?」と呆れながらも、「もう無理。早く離婚したいから、サインして」と伝えました。

 

それでも夫は、「離婚したくない。これからは家事も育児もちゃんとやる」と、今さら取り繕うような言葉を並べます。けれど私は、「今までやってこなかった人に言われてもね」としか思えませんでした。

 

夫は「本当に後悔してるんだ…やっと目が覚めたんだよ!」と必死に訴えましたが、その声はもう私の心には届きません。最終的に、私は夫と離婚し、双方に慰謝料を請求しました。不倫相手は同じ会社の女性で、私たちの離婚をきっかけに不倫が社内に知れ渡り、彼女は退職したそうです。

 

一方の私はというと、子どもたちを連れて実家に戻り、家族に支えられながら穏やかな日々を過ごしています。これからは、さらに子どもたちに愛情を注ぎ、しっかり家族を守っていこうと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

家族の信頼は、日々の小さな約束の積み重ねによって築かれていくもの。一度でも裏切ると、どんなに言い訳をしても、その信頼を取り戻すのは容易ではありません。本当に大切なものを見失わないように、人生を歩んでいきたいですね。

 

【取材時期:2025年11月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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