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「わりー、便所貸して」憧れの先輩の前で口走った言葉に顔から火が出た日【体験談】

中学1年生のころ、2歳年上の友人Aさんのお兄さんに恋をしていました。大人っぽくて落ち着いた雰囲気の人で、部屋の隣から笑い声が聞こえるだけで胸が高鳴ったのを覚えています。

 

憧れの人の前で、つい出たひと言

当時の私は、なぜか“口の悪い女性”に憧れていました。少し不良っぽい言葉を使うのがカッコいいと思っていたのです。

 

ある日、Aさんの家に遊びに行ったときのこと。お兄さんも家にいて、隣の部屋から時々笑い声が聞こえてきました。そんな中、そろそろ帰ろうと思い立ち、何げなく口にした言葉が……。

 

「わりー、便所貸してくんない?」

 

その瞬間、お兄さんの部屋から「便所だってよ!」という笑い声が聞こえました。笑い声が耳に刺さり、顔が熱くなっていくのを感じました。

 

どうしてあんな言い方をしてしまったのだろう。「トイレ」と言えばよかったのに――。涙をこらえながら、私は家までの道をうつむいて歩きました。

 

失敗から学んだ「言葉の大切さ」

その日以来、私はできるだけ汚い言葉を使わないように気を付けるようになりました。丁寧な言葉づかいがすぐに身についたわけではありませんが、あの日の後悔が“意識するきっかけ”になったのはたしかです。

 

恋は結局かないませんでしたが、お兄さんは「お前は妹みたいなもんだと思ってるよ」とやさしく接してくれました。恥ずかしくも、今では笑って思い出せる青春のひとコマです。

 

まとめ

若いころの言葉の失敗は、今思えば貴重な学びでした。「どんな言葉を選ぶか」で、自分の印象も人との関係も変わるのだと、あの日の後悔が私の中でずっと生き続けています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:堂本晴斗/50代女性・主婦

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

 

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