満員電車で抱いた違和感
ある朝、私はつり革につかまって立っていました。向かいの席には中年の男性と女子高生が座っており、その男性が女子高生にしつこく話しかけ続けていました。
女子高生は明らかに困った表情で、周囲の乗客も気まずそうに視線をそらしたり、落ち着かない様子でした。それでも誰も声をかけることができず、車内には重い空気が流れていました。
静かに場を変えた若い男性のひと言
その雰囲気が変わったのは、次の駅で乗ってきたスーツ姿の若い男性が状況を目にした瞬間でした。若い男性は迷う様子もなく中年の男性に近づき、「やめてもらえませんか」と静かに、しかしはっきりと注意しました。
中年の男性は最初こそ文句を言っていましたが、若い男性が一歩も引かない姿勢を貫くと、しばらくして黙り込み、そのまま次の駅で降りていきました。車内にはふっと安堵の空気が広がりました。
勇気ある行動が残したもの
中年男性が降りた後、女子高生は小さな声で若い男性に「ありがとうございます」とお礼を述べていました。その瞬間、私も胸の中で思わず拍手を送りたくなるほどスカッとしました。
その場で声を上げるのは簡単ではありません。しかし、若い男性の行動を目の当たりにして、正しいと思ったことを堂々と伝える勇気の大切さを強く感じました。
まとめ
満員電車で起きたわずかな時間の出来事でしたが、人のやさしさや勇気が場の空気を大きく変えることを実感しました。あの日の若い男性の姿を思い出すたび、私ももし何かあったときには行動できる人でありたい、と心から思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:田中泰子/20代女性・アルバイト
イラスト/ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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