初めて知った「ドライバジャイナ」
ここ数カ月、常に腟が渇いている感覚を抱えていました。最初は夫婦生活のときに痛みを感じる程度でしたが、下着が擦れて痛みを感じるようになったのです。
対処法を調べているときに「ドライバジャイナ」を知りました。ドライバジャイナとは腟の粘膜が常に乾いている状態を指し、女性ホルモンの分泌量の減少で起こるのだそう。
私は規則正しい生活と毎日の運動を心がけているので炎症などの問題ありませんでしたが、免疫力が下がると雑菌が繁殖しやすくなり炎症が起こるケースもあるようです。
普通のボディーソープが使えない!?

ドライバジャイナは続いていたものの、においがきつくなる、あるいは排尿時にデリケートゾーンが染みるなどの症状がなかったので、何もせずに放置していました。
しかしあるときから、普通のボディーケアソープでデリケートゾーンを洗うと、染みるような違和感を覚えるようになったのです。どうやらボディーソープによって腟内がアルカリ性に傾き、状態が悪くなったことが原因でした。
デリケートゾーンを洗う際にはボディーソープの量を減らしたり、すぐにお湯で流したりと、洗い上がりに違和感が出ないよう工夫しました。
デリケートゾーンのケアを習慣化

私たちは顔を洗うとき、洗顔料を使うのが一般的です。デリケートゾーンも同様に、専用ソープを使うことが大切だとわかりました。デリケートゾーンはたくさんの泡できれいに洗いたくなりますが、腟の自浄作用を弱めると自分に言い聞かせながら洗浄するようになりました。
またアンダーヘアが雑菌の温床になるケースもあると知り、ムダ毛を整えることも意識しています。
さらに無添加のボディーオイルをデリケートゾーンにも使うことで、ドライバジャイナが軽くなってきたように感じています。単に塗るだけでなく、腟内に指を入れてオイルマッサージすることも良いという情報に触れ、実践しています。
まとめ
閉経から時間がたつにつれて、更年期が始まったころには想像できなかった体の変化がいろいろと起こっています。しかし原因と対策を知っておけば、体が変化する前に対処できるものです。デリケートゾーンのケアは、不快な症状の緩和だけでなく、閉経後の自分自身の体をいたわる大切な習慣なのだと気付きました。今後もこのケアを続けていくつもりです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:サトウユカコ/50代女性。広告制作プロダクションで、プランナーやディレクター、ライターを兼務。双子を含めた4人の子どもがいる。小学校教諭、幼稚園教諭の資格を持っている。
イラスト/サトウユカ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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