いよいよ出棺となり、姉と一緒に書いた手紙を父の棺の中に入れたカルコさん。一方、40年近く父と連れ添ってきた母が父にかけた言葉は「よう頑張ったな。またな」という予想外の軽いもので、驚きました。
そして、葬儀が終わり、カルコさんは父との思い出を振り返ります。
家族のために働いてきた父の「背中」


















無口で娘たちとは距離を取っていた父。ところが、定年退職した途端、別人のようにおしゃべりになり、よく笑顔を見せるようになりました。
一体父に何があったのか? 母によると、父は職場でいじめられていたそうです。小さいころから見ていた父の背中には、妻と子どもたちが乗っかっていたのかもしれません。
どれだけしんどくても、辛抱強く家族のために働いてきたその姿は、まぎれもなく「父親」そのものだったと思います。
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娘と距離ができても、黙々とつらい職場で働き続けてきたカルコさんの父。言葉には出さなくても、そこには深い愛情があったに違いありません。定年後は、1人暮らしだったカルコさんに手紙をたくさん送ってくれたそう。手紙の中の「お父さんより」という文字に、親の愛を感じます。
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