見た目が気になり始めて…

子どものころから、首に大きなほくろがあった私。特に気にしてはいなかったのですが、30代に入ったある日突然、そのほくろから太い黒い毛が生えてくることに気付いたのです。ほくろから生えてくる黒くて太い毛を最初は自分で切ったり抜いたりしていたのですが、すぐにまた同じ場所から毛が生えてきて、しかも2か所ほどに増えているようでした。
そして40歳を過ぎたころ、ふと鏡を見たとき見た目が気になりだし、皮膚科に足を運ぶ決心をしました。診察していただいた結果ほくろは良性で、気になるようなら除去も可能との説明を受け、日帰りで手術がおこなわれることになりました。
手術後、太い毛は生えてこなくなり、鏡を見るたびにすっきりとした印象に。こんなことなら、もっと早く病院に行けばよかったと少し後悔しました。
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あのとき、専門の医師に相談してよかったと思います。以来、皮膚に関するいろいろな処置の動画を見るのが密かな楽しみになり、自分自身の変化を実感する毎日です。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
著者:山田加奈子/40代女性・パート
イラスト/きりぷち
周りから驚かれるほど顔が真っ赤に!

私は肌荒れしやすい体質です。
ある秋晴れの気持ち良い日に屋外で過ごしていたら、顔が真っ赤に日焼けしてヒリヒリと痛み始めたのです。家族にも驚かれるほどだったので、すぐに皮膚科を受診しました。ストレスが直接の原因かどうかは定かではないのですが、当時、大きなストレスを抱えていた時期ではありました。
しばらくの間は、人前で顔を見せるのがつらくて、眼鏡とマスクで顔を隠す生活を送っていました。日ごろから肌荒れには気をつかっていたつもりだったのに、こんな状態になってしまって本当にショックでした。もしかしたら、ストレスで肌の免疫力が下がり、いつもなら耐えられる程度の紫外線にも過敏に反応してしまったのかもしれません。
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この経験を通して、ストレスが肌に影響を与える可能性を改めて感じました。それからは、なるべくストレスをためないように、そして肌の状態に常に気を配るように心がけています。また、肌の変化にいち早く気付けるように、毎日鏡でじっくりと顔を観察する習慣も大切だと感じました。
【久野先生からのアドバイス】
ひどい肌荒れには、さまざまな原因が考えられます。体験談のように、ストレスによってホルモンバランス等が影響し、肌状態が悪化することはたしかにあり得ます。
しかし、原因はそれだけとは限らず、紫外線や季節の変わり目、体調など、他の要因が関わっている可能性も大いにあると考えられます。今回のケースはあくまで一例として捉え、ご自身の状態をよく観察してみてください。
監修/久野 賀子先生(PRIDE CLINIC 医師)
PRIDE CLINIC 院長。長年にわたり大手美容クリニックで通常の美容皮膚科診療だけでなく、新入職医師の指導や、VIP対応などをおこなっている。それらの経験を通じ、気軽に先進的な治療を受けていただける、自由で明るいクリニックを目指している。
著者:加藤正美/50代女性・主婦
イラスト/マキノ
温泉でシミを指摘され…

31歳で男の子、34歳で女の子を出産し、子育てに専念した30代。自分のことは基本的に後回し、自分のケアを若さゆえに怠っていました。スキンケアをおざなりにしていたせいか、40代に突入したころから両方の目尻に濃いシミが現れ始めたのです。すっぴんは自分のコンプレックスになり、ファンデーションで何重にも厚塗りしてシミを隠していました。
43歳のとき、温泉で姉からシミを指摘され美容外科でシミ取りを提案されました。早速美容外科に駆け込み、シミ取りをしてもらいました。悩んでいた濃いシミがなくなり、すっぴんで鏡を見ることがうれしくなりました。
初めてシミ取りをしてもらいましたが、やはり完全に取りきるのは難しいようで、薄いシミが出てきました。これからも定期的に通う予定です。
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美容外科は敷居が高いイメージがあり、値段も高額な印象がありましたが、大手美容外科で低額なところも。口コミをチェックしたり、しっかりとカウンセリングをしてもらったりすることで、納得いくところを見つけるのが良いと思いました。
【久野先生からのアドバイス】
シミへの対応は、美容医療も選択肢の一つとして存在します。体験談にあるように、一度の施術で完了せず、治療後に薄いシミが再び現れるケースもあります。これは、シミの深さや、治療の刺激による一時的な色素沈着(PIH)など、肌の状態によって起こり得ることです。このように、シミ治療は一度で完了するとは限らず、継続的なケアや定期的な通院が必要となる場合もあります。
シミの状態や治療法は多様ですので、もし美容医療を検討する場合は、ご自身の肌に合った方法や、治療の経過・リスクについて、専門家から十分な説明を受けることが大切です。
監修/久野 賀子先生(PRIDE CLINIC 医師)
PRIDE CLINIC 院長。長年にわたり大手美容クリニックで通常の美容皮膚科診療だけでなく、新入職医師の指導や、VIP対応などをおこなっている。それらの経験を通じ、気軽に先進的な治療を受けていただける、自由で明るいクリニックを目指している。
著者:君島律子/40代女性・パート
イラスト/まげよ
まとめ
40代になると、以前とは違う肌の悩みに直面しネガティブな気持ちになってしまうこともあるかもしれません。でも、皮膚科や美容皮膚科などをじょうずに頼ることで、新しい自分の魅力を発見できることも。同世代の前向きな取り組みに、励まされるエピソードでしたね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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