仕事中に突然の異変
その日はいつも通り出勤し、デスクワークに集中していました。ところが午前中の中盤あたりから、下腹部にドロッとした違和感を覚えたのです。まるで水が流れ続けているような感覚に、「あれ? おかしいな」と思いつつも、すぐに席を立てる状況ではありませんでした。
ようやく昼休憩になり、急いでトイレに向かうと……ナプキンどころか、下着もズボンも血で真っ赤に染まっていました。目の前が真っ白になり、慌ててバッグでズボンを隠しながら更衣室へ駆け込み、予備で置いていたズボンと同僚に買ってきてもらった下着に着替えました。
同僚の助けと初めて知った「特大ナプキン」
その様子を見ていた同僚のAさんが心配そうに声をかけてくれ、「私、血の量が多いタイプだからこれ使って」と、37cmの特大ナプキンを差し出してくれました。そんな大きなサイズがあることも知らなかった私は、驚きながらもありがたく受け取りました。実際、そのときはそれくらいのサイズでないと到底間に合わないほどの出血が続いていたのです。
昼休憩を終えて席に戻ったとき、ふと自分の椅子を見ると、そこにも血が染みていました。幸い気付くのが早く、慌てて拭き取って事なきを得ましたが、心臓が止まりそうなほど焦りました。
更年期の始まりを実感した日
それまで特に更年期の兆候を感じたことはなかったのですが、この出来事をきっかけに「40代後半、いよいよ体が変わってきたのかもしれない」と実感しました。それ以降、2カ月に一度ほど、同じような大量出血に見舞われることがあります。
それ以来、外出時は必ず大きめのナプキンを持ち歩くようになりました。備えがあるだけで、少し安心できるようになったのです。
まとめ
これまで「自分は血の量が少ないタイプ」と思い込んでいた私にとって、この体験はまさに予想外の出来事に。体の変化はある日突然訪れると感じた1日でした。今では、体調の小さな変化にも耳を傾けるようにしています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:坂口紀子/40代女性・派遣社員
イラスト/おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
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